久しぶりに村山さんを読みました
冒頭に、若い男女が出てきたので、
最近の私小説風な感じではないかな?
(ごめんなさい、最近は敬遠してました)
と思い読み進めると、
だんだん内容が重くなってきまして、
途中からこれは社会派作品だと気付きました
ここからはネタバレになってしまいますが、自分の経験と重ねています
↓
飲食業界に務める彼氏の、追い詰められる様子がただただ辛かったです
私も数年前まで飲食店でパートをしていたので、
店長、料理長と
その上のマネージャー、部長
話に出てくる人を重ねながら読みました
私も数年前、辞めるまでずっと、
料理長が憎くてたまりませんでしたが、
その上にいたパワハラのマネージャーは、
もっと嫌いでした
社員をパワハラ全開関西弁でまくしたてている事は何度もあったし、
それで最初の料理長は鬱病になったり、
いい大人(40歳)なのに、着任後一ヶ月で仕事を投げ出して辞めてしまった店長もいました
社員のナンバー2は、あんなに店に泊まり込んで仕事頑張ってても、給料は家賃とか引かれて実際には10万位しか手取りは貰ってないとか聞きました
「この業界多いんだよね」
あまりにブラック過ぎるかと思っていたけど、
この本で内情を知ると、まだまだ飲食業界ではホワイトの方なのかなと思いました
ですが、
パワハラマネージャーは、
中卒でも取れる調理師免許試験に7回落ち続け、
最後は沖縄で受けたとか(飲食店の数が少ない地域程、試験は簡単になるらしく日帰りで受けたと聞きました)
ってか、
そんなバカに、
バカだのアホだのカスだのと、
罵られなきゃならなかった料理長、店長に今頃になって同情するよ
あの時は、生意気言ってごめんなさい
仕事が出来ないオバサンで申し訳なかったです
でも、学んだ事は結構多かったし、
刺し身だって天麩羅だって上手に作れるようになりました
素直に感謝してます
今ならそう言えます
そう思うと、
この作品を読んで良かったです
久しぶりに一気読みしてしまいました