昔、譲渡した犬の避妊手術をしました〜と連絡を受けて、そのあと数ヶ月で体調が悪くなった、と飼い主さんから連絡があった。


私のかかりつけの先生に相談して、検査、手術をすることになった。


開腹してみると、


子宮も卵巣も残っていて、腹膜の一部が切り取られ、そこに腸が入り込んで壊死していた。


壊死した部分を切除する手術をしたが、結局その子は助からなかった。


〜10年も前の話だけど、その子犬は、その時住んでいた近くの球場に3頭捨てられていて、道路に1頭病院かれていたので、埋葬してあげようと車を降りると、奥に2頭いるのが見えたので保護して、子供のお友達の家に譲渡した。


1頭は呼吸器に奇形があり、半年ほどで亡くなった。もう1頭は手術ミス、交通事故、と結局1頭も助けることができなかった。


執刀した先生に文句を言わなきゃ気が済まない!今後のためにも!と意気込み、隣町の病院まで行くと、閉まっていたが、隣が自宅なので、インターホンを鳴らすと、娘さんが出て来て、


父は先週亡くなりました。


と言われた。


亡くなった人を責める事は出来ず、何も言わずに帰ってきた。


やっぱり、それからはあまり高齢の先生に手術をさせてはいけない、と、譲渡の時に、どこの病院にかかるか、確認するようになった。


自分の病院な先生があまり高齢な時は気をつけてください。犬猫のために。