赤ちゃんが出てきたあとは、今度は胎盤を出します。
少しヌルヌルっとした感触のあと、胎盤が出てきました。
この10ヶ月間、赤ちゃんを守り続けてくれた、胎盤…笑い泣き本当にお疲れ様でしたキラキラ

次は、傷の縫合です。
今回は会陰切開しないでの出産でしたが、頭が少し突っかかって、出るのに時間が少しかかったせいか、少し切れたという助産師さんと先生のお話でした。
少し、というのがどのくらいなのか確認する術もないので、度合いは分かりませんが、かなり長く縫われていたので、これはほんとに少しなのだろうかと思うくらいでした(苦笑)まぁ、麻酔をされているので、縫われている感触はありますが、痛くはないので…。

処置が終わると、看護師さんが、
「体拭きますね~」
と言って拭いてくれましたが、
「汗かくこともなかったけどね(苦笑)」
と言われるくらいにあっという間でした。
分娩着から病室着に着替えさせてもらう間に、ブルブルと体が震え出しますガーン出産直後にはよくあることなのですが(娘を産んだ時も私はそうでした。)、全身があり得ないくらいに震えます。赤ちゃんを産むってそれだけで、全身を使っているわけですから、そういう反応があるのですよね上差し毛布だけでは寒いので、さらにもう一枚布団をかけてもらい、2時間は分娩室で過ごします。
その間にも点滴はそのまましてあり、血圧を測ってもらうと、少し高めです。また熱も少し高めの37℃台。看護師さんが飲み物を持ってきてくれ、2~3回口に含むと、冷たくて美味しかったです。



しばらくすると、赤ちゃんがきれいにしてもらってやってきます。生まれたての赤ちゃん…キラキラ私の腕の中に寝かせてもらいます。小さな手に指を持っていくと、ぎゅっと握ってくれました。この瞬間に、あぁ、ちゃんと温かくて、この確かに感じる力に、嬉しさが込み上げてきました。

のぶくんの時の、触れてもそれでもまだほんのり温かい、けど、そのうち冷たくなる感触…、握れないほどの小さな手…あの時のごめんね…そして、ありがとうの気持ち…


本当に赤ちゃんを産むって、奇跡の連続なのだと改めて感じずにはいられませんでした。



しばらくして赤ちゃんが泣き始めると、いよいよ初乳をあげます。本当に幸せな瞬間です。



その後は、入院に向けて書類の確認や夫への連絡など細々した事務処理をしてもらい、(私は質問に答えるのみでした)、二時間がたった日付が変わって12時半頃に点滴を外し、またお股に詰めていたガーゼを取ってもらいます。が、このガーゼを取られているときが、意外と地味に痛くて痛くて…このガーゼ、一体どれだけ詰められてるの!?というくらい長く感じてしまいました(苦笑)


そして、いよいよ起き上がりますが、貧血で倒れないようにゆっくり立ち上がり、私は何ともなく立ち上がれました。そして、点滴で脱水症状にならないようにしてもらっていたせいもあり、トイレに行きたくなりました。この最初のトイレが少しドキドキします。きっとまだ麻酔も効いてるだろうし、しっかり縫合してあるので、痛みや出血はないのでしょうが、それでも怖いものです。ドキドキして、トイレで用を済ませ、病室へ。


今日は四人部屋に一人で寝ます。

ちょうど入院している人も少ないのか、それとも制限をしているのか、がらんとした広い病室の片隅のベッドに横になります。

疲れているはずなのに、産んだあとってなぜか興奮して寝られないのですよね…アセアセ
ベッドに入ったのが1時頃でしたが、目が冴えてしまい、目を瞑っても、眠りに入れません。諦めて少し携帯を見ると、夫からメールが。時間も時間なので、返信はせず、とりあえず、メールだけ作っておこうと文面だけ作ります。そういう作業を母や義母などにもしてひたすら時間をつぶし、どうにか2時頃眠りにつきました。

が、一時間で目を覚まし、また4時まで時間をつぶし、今度は二時間ほど寝られて、朝を迎えました。


疲れてるはずなのに、寝られない…そんな夜を過ごしたそんな出産当日から次の日までのお話でした。


ここまでが、出産に関わるお話でした。