今回の経験を経て、私は今回の事に関する本をいくつか買い求めた。
読むことは、辛い時もあるが、自分の中に起きた今回のことを、しっかり私の心の中におとしこんでいく作業のためには必要なことのように思い、本を読み進めている。


少しずつ読んでいるところなので、読み終わったら、感想と共に残しておくことにしたいと思う。
それが同じような経験をした方にも、手に取ろうかなと思うようなものが見つかる手助けにもなるかと思い…。

一番最初に読んだ本は、この本である。
なかなか感想を書くまでに至らなかったのだが、これを機に少しずつ、紹介していきますね。


この本は、染色体異常などの事柄を医師の立場から見た場合の本である。一見、私たち患者側とは考えなどが違うのではないかと思ってしまうが、医師と言えども、私たちのように葛藤を抱えながら患者である私たちに向き合っていることが伝わってくる一冊だった。

自分が実際に当事者となった時には、自分とお腹の子のことを考えるだけで精一杯でしたが、私にかかわってくださったすべての医療従事者の方々も、私のような患者を目の当たりにして、何も感じなくはないだろう。
それでも医療従事者として、冷静でかつ、丁寧で心暖まる看護をしてくださる看護師の方々。事実を伝えること、そして、その判断を患者と共に考えてくださる医師の方々にとっても、その一人一人の患者への想いは複雑なのではないだろうか。

今だから、私自身も他の立場に立って考えられるようになりましたが、ぜひ、同じような経験をされた方もそうでない方にも考えるきっかけとして、読んでいただけたらと思います。