緊急事態宣言が全国に出されて、私の住む地域でも、学校の休業延長が5月6日までになりました。それに合わせて、私も今日から在宅勤務を命ぜられました。
また、娘の幼稚園でも、家で見れる人がいるならば、登園を控えてほしいとのお便りも来て、娘も明日からしばらく私と共に引きこもり生活です。
仲の良い友達もいて、しばらく会えなくなってしまうこと、幼稚園のようにのびのび遊べないこと、人とかかわることで得られる様々なこと、いろんなことを考えると影響は大きいですが、今は命を守る選択をするのがベストなのでしょうね。
正直、子どもがいて在宅勤務がやれるのか謎過ぎて…不安でしかないのですが、とにかくやってみます
さて、今日は、二週間前に受けた新型出生前診断の検査を聞きに行く日です。
この二週間、きっと大丈夫と自信を持っていた時期、あまり考えないようにしていた時期、やはり何か陽性かもしれないと落ち込む時期がごちゃごちゃとしていました。
検査を受けたときに、先生から、
「結果は21日に来ていただいて、ですが、結果自体は早く届いたり、逆にギリギリだったりします。もし、陽性だった場合、私一人でのお話ではなく、複数の医師でのお話をする必要もあるかもしれないので、その際は、日程の調整をさせていただくのに、お電話で先に結果をお伝えすることもあります。」
と伝えられていました。
ですので、この二週間、電話が鳴らないかドキドキしていました。病院からの電話が鳴る=陽性だと分かっていたからです。
昨日までにその電話が鳴らなかったので、正直、ホッとしていました。
受付を済ませ、前回と同じ待合室で夫と二人待ちます。
午後ということもあり、待合室もガランとしています。そして、診察室も部屋が暗く、午前と午後でこんなに違うものかと思ったほどです。
受付の方が、申し訳なさそうに
「先生は(約束の時間の2時より)少し遅れるそうです。」
と、教えてくれました。
遅れるということが、結果にどう関係しているのか、私は頭のなかでグルグルと考えました。
遅れる=誰か他の医師にも来てもらうため?
だとしたら、結果は陽性なのか…
不安が一気に押し寄せます。
約束の時間の2時ちょっと過ぎに、先生が一人で現れました。
ほっとしたのもつかの間、何やら誰かを探しているかのように、診察室を覗き、でてきたと思ったら、来た方向に戻っていきます。
あぁ、やっぱり誰か他の先生を連れてくるのか…陽性なんだな…
と、私は、覚悟を決めることにしました。
覚悟とはいえ、本当に陽性だった時に、どうしたらいいのかなんて何にも覚悟できてはいなかったのですが…
しばらくして、先生が一人で戻ってきました。
そして、診察室に呼ばれました。
一呼吸置いて、先生が口を開きます。
「では、検査の結果が届いたのでお伝えしますね。」
きっとマスク越しの私の表情から、強ばった緊張した表情が感じられてしまったのでしょう…
先生は、静かに検査の結果を私たちの前に出しました。
検査結果の写真がでます。
陰性という言葉が目に飛び込んできて、一気に緊張が解けた感じがしました。
ちなみに胎児ゲノム率10%というのは、私の血液の中に赤ちゃんの染色体の情報は10%あることを示しているそうです。(これは通常レベルとのこと。)
先生からは、陰性だったので、もう大学病院に来るのは今日が最後であることを伝えられ、10分とかからない診察でした。
陰性だった場合、その的中率は99%以上であることから、信頼できる検査であるものの、やはり確定検査ではないので、産まれてこないと分からないのが正直なところです。
またこの新型出生前診断(NIPT)は、現在のところ臨床研究であること、検査を受ける人は35歳以上の高齢出産であったり、過去に13、18、21トリソミーの子どもを妊娠したことがあること、エコーで異常が見られたなどの条件に当てはまる場合に行われているので、陰性だった場合の的中率と陽性だった場合の的中率には違いがあります。
調べると、偽陰性や偽陽性ということもあるということも分かりました。これは、今後、若い世代にもこの検査が主流になってくるとより偽陰性や偽陽性という場合も増えてくる可能性があるのだとか。
今回、私は陰性という結果をいただきましたが、これで安心というわけでなく、毎回の妊婦健診でしっかり診ていただきながら、出産を迎えられるように、あらゆることを想定して準備しなくてはいけないなと感じています。
お空に忘れ物を取りに行った息子が、ちゃんと帰ってきてくれた、それを後押ししたのはきっと一月に亡くなった父なのだと思い、父の思いもしっかり胸に刻み、日々を大切に生きていこうと思います。
まずは、コロナにかからないうつさない
以前のブログにも書きましたが、検査結果が出たら、ジャンルを変更するとお伝えしましたので、この記事アップ後、ジャンルを妊娠記録に変更したいと思います。