7月22日(月)

今日は早ければ、羊水検査の結果が出る日。
私は土日仕事だったため、今日はお休みで、娘と二人で過ごしていた。結果が、仕事をしている夫のところにしてもらうようにしてある。結果を最初に知るのが怖かったし、私の様子を見て、夫が自分の方に電話を寄越すようにお願いしていた。


午前中


肺炎だった娘も、熱がすっかり下がり、元気になった。ただ、咳と鼻水がまだでるので、自宅でのんびり過ごす。娘といると、娘のことで手一杯なので不安な気持ちや泣きたい気持ちをどこかに置いておくことが出来る。
それにしても結果の電話は、かかってこないようだ。

早くて今日だから、もしかしたら明日なのかもしれないね

と、夫とメールでやりとりをしていた。


午後

娘は昼寝中。
娘が眠ってしまうと、私も浅い眠りのあと、目を覚ます。やはりいろんなことを考えてしまう。
そして、スマホでまたいろいろと調べ始める。。。


そして、午後3時02分

調べものをしていた私のスマホに、夫からの着信。


私:「はい。」(娘が寝ているので小声)

夫:「…(一呼吸おく。深呼吸しているようだ。)」

あぁ、やっぱり陽性だったのか…

顔も見えない夫が、私に伝えるのに辛い顔をしているように思えた。一瞬の一呼吸で、私はすべてを悟ってしまった。

夫:「やっぱり18トリソミーだった。明日の9時に説明をするから来るようにだって。」

きっと夫もあまり感情を込めないように、それを聞いた私が辛くならないように努めていたのだろう。
でも分かる。
あえて、淡々と事務的なことを話した裏にある夫の感情が、電話口を通しても分かる。そんな夫の心遣いがいたたまれなくなった。ごめんね…病院からの電話も、こうやって私に事実を伝える電話も夫には、辛かったはずだ。それでも、私のことを心配して、その役を買って出てくれた。

私:「うん、分かった。電話ありがとうね。」


こう言うのが精一杯。

電話を切ると、声を殺して泣いた。
娘が昼寝をしている時間で良かったのか…娘にそんな姿を見せずに済んだ。泣くのは、ここだけにしよう。娘が起きたら、またいつものお母さんに戻ろう…そう思って、私は声を殺しながら、泣き続けた。