ある日、BOOKOFFにて 「1番手前にある乙女ゲーム(vitaのソフト)を買おう」 とか考えて入店して目につくように置いてあったのが、
『新装版 ハートの国のアリス〜wonderful wonder world〜 』

○万円かかるじゃねーかそんなに現金持ち歩いてねえですよ。ハートの国のアリスは高いからPSP版やる予定だったのにな(´・ω・)
……買いましたよ、ええ。

その後2ヶ月くらい押入れの中で寝かせておりまして。ぼちぼちやろうかと取り出してきた次第でございます。

ハートの国のアリスはだいぶ前に漫画版をちょっとだけ読んでいたこともあり、ある程度は馴染みがあります。おかげで最初からキャラの名前と顔が一致させられていたからプレイしやすかったです。
なんか昔の自分は漫画版読んで血生臭い感じだなと思ってて、プレイするの敬遠してたんですよね。今読むと受け取り方だいぶ変わるだろうな〜。


  プレイ時間について

※インターネッツの力を借りた上で全く自力で辿り着いておりませんが一応※

すべて読み終えるのに54時間20分かかったとでも書いておきましょうか。

1ルートだけならそう長くもありません。
ただ、
・攻略人数が11人(実質10ルート)と多め。
・1人につきHomeルートとVisitarルートと別れていて、
・差分もそれなり
だったから体感すごい長くなりました。

ちなみに、途中までは選択肢スキップの存在知らなくて(ゲーム内に書かれてないのよ) 、Rボタン長押ししてスキップしてたのでその時間も含みます。ゲーム進める上で超重要システムだから、どこかに書いといてよ〜
vitaって説明書ほとんどないのが惜しいです(><)

左スティック+Rね!覚えた!


  おおまかに感想

以下独断と偏見に満ちた感想を載せておきます。

※以下ネタバレ前提で書くので注意

実のところ、自分にはよく分かりませんでした。

だってだって〜。
そもそも元ネタの「不思議の国のアリス」は読もうとしたものの序盤で???となって投げて、「鏡の国のアリス」は英語の授業で日本語訳の課題出されても課題で出た範囲だけやってあとは読んでないくらいですから。たぶん根本的に感性が違います。
自分、異世界の感性に乗れないもので……


なんでかって分析して書くと、以下の理由になります。

①同じようなシーンが多いと感じてしまう
ちょっとずつ関係性が進化しているものの、大体似たような会話してんな〜というところがいっぱいでした。
かなりまどろっこしくて読み進めるのが大変です。

自分くらい大雑把で微妙な関係性の変化に疎いと、多少の違い程度じゃあ全く同じシーンに感じてしまうん。難しいわよね(´・ω・)


②人の話を聞かないキャラ多数
・世界の常識の差異により理解してくれない
・重要なことをはぐらかしてくる
・本当に人の話を聞いてないことが多い(何かを訴えても全然納得してくれない)

そんな方々が大半を占めてたりして、会話がまどろっこしくなってました。
ゴーイングマイウェイが奴らのアイデンティティさ。個性は凄いけどそのぶん疲れるわね。


③結局、真相ENDを見てもよくわからないまま
これは続編等で分かることかもしれませんが…
真相ENDを見たあとでも、イマイチ世界観にピンときてません。
彼らの正体が時間と言われても、ね。結局意思が存在している以上、彼らも時間に流されることにはなるから。

時計がないとふわっふわになるのが時間っていうのは分かります。
役持ちの役自体、人間が1日を24時間に分けてないと存在しないわけですからね……
分も秒も、定義としては存在しても、時計がなければないのと同じ……

じゃあこのハートの国とは人が時間の概念を持つことで産まれたものなのか、もとからふわふわしたものがあって人々が時間を区切ったことでルールができたのか。

ついでにBADENDと真相ENDは殆ど同一のものだけど、本当にBADと呼べるのか。
実は現実に帰らない方がBADと呼べるのでは無いか。

謎すぎて考えることを放棄するしかないわ\(^^)/




いろいろ書きましたが、ほんとにわからんって要素が多かっただけです。
楽しめるところは楽しめました。

キャラの個性は振り切れてるし、
真相がどういうものなのか推測するのは楽しかったですし、
第一印象でなんじゃコラとなったキャラクターたちにアリスがどう絆されるのかは気になってしまいまってました。

なんだかんだほとんど回収するくらいにはプレイしたから、嫌いではないのよね。
イマイチ理解しきれないからこう、どうしよう…て戸惑ってしまうだけで。


  キャラ別感想

現在資格試験直前なので、キャラ別感想はほぼ割愛します。
好きなキャラのぶんだけ、ちょっとだけ。
11人って多いわ(・・;)

⚫︎エリオット=マーチ
アリスさんったら、うさ耳に反応してばっかりです。実際居たらじーっと見ちゃいますよ。

エリオットは出会い頭にアリスを殺しにかかってたし比較的血生臭いほうなんですけど、まあ彼の場合はほぼ小動物みたいなもんだからいいかな?いいよね!
正直この大男が今作中で圧倒的に可愛いですし……

魅力の半分はうさ耳としても、
序盤から超懐くし愛情表現ストレートですし、なによりアリスに対してほぼ裏が無さそうなのが良いですよね!マジこの世界の癒し。
アリスさんが世界に留まる理由が「エリオットがうさぎっぽかったから」というのには素直に頷くしかありませんでした。


⚫︎ユリウス=モンレー
アクの強いキャラたちの中でまともに会話できる清涼剤。
常識から外れたところはほとんどありませんでしたから出てくるだけで安心感がありました。
ずーっと仕事してるし態度が固いから、昔漫画版読んでた時は苦手だったんですけどね。今プレイしたらそこが良いのよってなるから不思議です。


⚫︎エース
何考えてるのかよく分からないしなんか怖い。
それはともかくいつも迷子だし遊園地や帽子屋にたどり着くと追い払われるから、(どっかのルートで言われてたけど)珍獣的ななにかと接している気分になります。
出会った時にはぐれメタルに遭遇したときの高揚感があるから好きです。


  ​まとめ

キャラの個性に振り回されつつ、似たようなシーンにgdgdしてきたという、不思議な感じのゲームでした。

どうでもいいけどキングだけ攻略キャラから外れてるのがなんかツボ。
他にも役持ちいるんだな〜と思わせてからの、12人しかおらんのんかい!てなったのがね。


では感想を巡って、このゲームを理論的に、文学的に解釈できる人に解説を求めに行ってきます。