2011/5/9
夜、後輩から留守電が入っていた。
大変なことが起こった、っと。
誰かが、事故を起こしたのかと思い、
私はドキドキしながら、電話をした。
どうしたの?
後輩は言った。
ともくんが亡くなった。
私は一体なんのことか分からず、
頭の中真っ白で、
とにかく、そちらに行く、と、
大いそぎで、電車に乗った。
23時過ぎ、初台に着いた。
地上へ出ると、ムシムシしていた。
代々木警察署へ猛ダッシュした。
耳にイヤホンをして、大音量で音楽を聞いて、
もやもやした何かを吹き飛ばそうとした。
途中でみんなと会った。
胸がズキンとした。
私は、一人で大丈夫と言い、
みんなと別れて、また走った。
警察署に着いたら、裏手に案内された。
小さい小屋があった。
おまわりさんがカーテンをひいてから、
その小屋のドアのカギを開けた。
開けたとたん、お線香の香りが充満した。
ベットひとつ分の小さな小屋の、
そのベッドの上に、白い布を被った人がいた。
私はしばらく部屋に近づけなかった。
白い布の下から、髪型が分かった。
意を決して、ベッドの横に立った。
そして、手がふるえながら、
自分が何をしようとしているのか、
よくわからないまま、
後ろのおまわりさんを気にしながら、
白い布を取った。
ともくんだった。
初めてともくんにあったのは、
サッカーだった。
共通の友達を後輩のフットサルチームに
紹介した時に、その友達がともくんを連れてきた。
渋谷の鮨屋で、すごい人数で、飲み食いして、
すごい金額になったなあww
私は、サッカーに疎いので、
そのあとは、サッカーの飲み会目当てで参加した。
いつも、ともくんはそこにいた。
ともくんは、もう、はじめっから、ニコニコして、
誠実で、控え目で、いい人だった。
その後、ともくんは、後輩のチームに仲間入りして、
私よりも、連れてきた友達よりも、
そのチームになじんでいった。
最後に会ったのは、一昨年の夏だったかな。
その間に、ともくんに何があったか、
分からない。
ただ、覚えていることは、
いつも、ニコニコして、
イケメンで、優しいともくんしか、知らないのだ。
とにかく、いつも笑っていた。
いい人だった。
本当にいい人だった。
優しかった。
それだけしか分からないけど。
涙がでてくるよ。
ともくん、33歳は短い命だったね。
悔しいなあ。
どうしてこんなことになっちゃったのかな。
もっと会えば良かったな。
命は儚いね。
どうぞ安らかに眠ってください。