腫瘍を手術で切除する方向になりましたが

このときはまだ悪性腫瘍の確定診断には

至っていませんでした。


主治医の先生は更に詳しく検査する方法も

提案してくれましたが、

眠れないほど痛みが強いことや

常時痛みが出てきたことから

腫瘍の検査にはこれ以上時間をかけず

切除を優先することになりました。

方法は口から機械を入れる内視鏡ではなく

胸に4〜5箇所穴をあけて行う

胸腔鏡による手術をすることになりました。

手術の経過はまた別のところで残します照れ






そんなこんなでGISTの可能性を示唆されながら

迎えた入院手術。

正直このときはめちゃくちゃ不安でした。

GISTだったら転移は大丈夫なんだろうかとか

胃カメラの映像で

一部分形がいびつなのを見ていたのもあって

良性の腫瘍と期待したくても

その不安感が強かったです。

何より紹介された大きな病院の先生でさえ

あまり見ない形、珍しい腫瘍というんです。

もう一つ、大学病院へのセカンドオピニオンも

提案されていたのですが

主治医の先生の説明がとても丁寧で

とても親身になってくれていたし

消化器外科の部長でベテランの先生だし

専門資格もいろいろとられているみたいだし…

ってこともあって

このまま信頼して手術を受けることにしました。

ちなみにセカンドオピニオンは全額

自己負担で保険適用になりません。

時間で費用を設定している病院が

ほとんどですが、大体30分で1万円が

近隣病院の設定でした。

セカンドオピニオンは紹介とは異なり

あくまで他病院の医師の意見を聞く手段です。

受診している病院で提案された

治療方針について不安や疑問がある場合、

他の病院医師の意見を聞くことができます。

これは正式に患者さんに与えられた権利なので

それを希望したからといって

主治医との関係が悪くなるものでもないです。

先生も慣れておられるので

希望すれば快く検査情報を

セカンドオピニオン先の病院に提供してくださいます。

セカンドオピニオンは疑いや不信感からではなく

正しく納得して治療を受けられるよう

他の先生の意見も聞いておきたいです!

という前向きなもの。

決してネガティブなものじゃなく

お互いに誤解や不満を生じないための

大切な手段であることを私も

改めて実感することができました。

というのが、セカンドオピニオンって

そういうものだっていうのは

学生生活でも学ぶ機会があったのに
(医療系の専門卒業生)

いざ自分がそれを利用しようと思うと

躊躇する自分がいたからです!

主治医の先生の判断を疑っているって

思われるんじゃないかとか

不快な気持ちにさせてしまうんじゃないかとか。

その心配が余計なお世話だったということが

改めてわかりますニコニコ

なぜなら私の場合は主治医の先生の方からそれを

前向きに提案してくれたからです。

もし、もし

セカンドオピニオンに対して態度を

変える医師なら今ならそっちのほうが不安を

感じると思います。



そんなこんなで

2024年4月末に痛みが我慢できなくなって受診、

胃カメラで腫瘍発見。

5月に3次総合病院に紹介となる、精査。

5月半ば、胸腔鏡下で腫瘍を切除することが決定。

5月24日に手術が行われました。

手術の経過についてはまた

別の投稿に残そうと思っています。


いろいろ合併症を起こしたので当初は

入院期間1週間から10日の予定が

結局約3週間の入院生活となってしまいました。

そんな中ようやく合併症の症状も落ち着いて

ようやく退院が見えてきたというときに

主治医の先生から別室に呼び出され

癌告知を受けることになります。