大きな病院に紹介となったのですが

そこでももう一度胃カメラと同時に

腫瘍の生検をさせてほしいと言われました。

あんな辛い胃カメラを1週間前にしたばっかりなのに

またするの?!えーんえーんえーんえーん

ってめちゃくちゃショックを受けたのを

覚えています笑

ただ先生の手技によって

検査の辛さが変わるもんなんだなというのも

よくわかりました(笑)




そしてそこでも意識が保たれていたので

カメラの映像を見ながら

検査を受けたのですが

そのときに、

腫瘍の形は概ね綺麗だけど一部分だけ

ぶどうの房のような

もこもことして形が歪なところがあることが

気になりました🍇


帰ってからネットで自分の腫瘍に一番近い

食道の粘膜下腫瘍の写真を

いろいろ調べてみてみたのですが

どれも似ているようで当てはまらない。

先生からは、あまり見ないタイプの腫瘍だから

もう少しいろいろ検査をさせてほしいと言われました。

そして

ここから手術まで約1ヶ月

さらにいろんな検査が続きました。

採血、検尿、バリウム検査、レントゲン、

造影CT、MRI、術前検査、

そうこうしていると生検の結果が帰ってきて

主治医の先生から

粘膜表面の組織は良性の結果が出たことから

良性であれば

食道重複症、食道貯留嚢胞ではないか。

だけどGISTの可能性が上位で疑われるため

手術を検討したほうがいいというのが

院内チームで話し合った結果ですと

説明を受けました。





食道重複症は
生まれつきの病気で
腸以外の場所に腸ができてしまうものです。
ほとんどが同じ腸内で発生して
食道にできること自体とても稀な例
らしいのですが、
もっと怖いものとして
食道重複症内で癌が発生したという報告も
さらに希少だけど
過去にそういった例があるとのことでした。





GISTは10万人に1人の確率で見られる
希少な悪性腫瘍で
悪性腫瘍なので
転移する可能性があり
転移後は予後が悪いのですが
転移前に発見できた場合、
腫瘍をしっかり切除できれば
9割が完治すると言われていて
早期発見に至れば
悪性腫瘍の中でも比較的予後がいいと
いわれているそうです。




それを調べるには腫瘍の中身に針を刺して

組織を採取する検査があるのですが

このときすでに痛みがかなり進行していて

もうこれ以上待つのは辛いというところまで

きていました。



先生と話し合い、

我慢できないほどの症状があることだし

かなり希少だけど万が一

GISTや、食道重複症内で癌が発生していた場合も

切除した組織を検査に出せばどのみち

その確定診断ができるから。

ということで

腫瘍だけを胸腔鏡下で切除する方法を

選択しました。




このとき手術のリスクとして

腫瘍切除後に縫い合わせた食道の

通り道が狭くなるようなら

緊急で腹腔鏡手術を追加して

食道を部分切除する可能性があるということも

説明を受けました。



これはそのとき先生から説明を受けたときのものです。