健康診断のレントゲンで

食道の膨らみを指摘されたのが

2023年の4月。

5月に胃カメラを受けて異常なしで

その後半年間は特に症状がないまま経過しました。




その冬頃から、みぞおちのあたりが

少しずつ痛み始めるようになりました。

感覚的には胃が荒れているというような感じです。

このときから日常的に胃薬を飲むようになっていました。




はじめはそこまで気に留めず

日常生活が送れていました。

ストレスで胃でも痛めたかな程度にしか

思っていませんでした。

でも徐々に痛みを感じる時間の長さや

その強さは悪化していき

2月、3月頃には仰向けになると

みぞおちと背中の両方が痛み

仰向けでは寝れないようにまでなりました。

寝ころがると増悪するみぞおちの痛みから

はじめは逆流性食道炎を自分で疑い

枕を高くしたりいろいろ寝る姿勢を変えながら

様子を見ていました。

しかしどんどん症状は悪化し

立っていてもみぞおちを

ずっと押さえていたくなるような

強い痛みに襲われたり

走るとその揺れに伴う腹痛に襲われたり

この頃にはもう横を向くどころか

抱き枕を使ってうつ伏せになったり

壁にクッションを立てかけて座った姿勢にしないと

眠れないほどになっていました。

痛みの強さも寝転んだだけで

背骨が割れるんじゃないかと思うほど

うずくまるような痛みに変わり

3月4月はほとんど眠れない中で

夜を過ごすようになっていました。

その激痛の理由は、のちに私の腫瘍が

食道と背骨の間で神経を巻き込みながら

腫瘍を作っていたからだったということが発覚します。






明日は絶対に

病院を受診しよう!と思うのに

この時期は自分の苦手な仕事をなんとか克服しなければと

勤務明けは残って仕事に参加していて

焦りでそれどころじゃありませんでした。

夜になると痛みに襲われ、そのたびに

やっぱり今日こそ病院に行けばよかった!ネガティブ

と毎晩後悔していました。笑





気づけばもう半年近く

みぞおちの痛みが増悪する一方に

なっていることに気がつきました。


それから、2月頃からお通じをしたときに

血の匂いというか鉄臭さを感じていました。

お通じの色は問題なかったのですが

少量の血が混ざっていたのかもしれません。

4月には痩せた?と聞かれることが増え

癌との関係はわかりませんが

4月だけで4キロも痩せていました。




4月の末、

やっと決意して胃カメラの予約をとり、

今度は去年とは別の病院を受診。

そこは胃カメラで評判が良さそうな病院でした📷



手際のいい先生で

てきぱきと早口で胃カメラまで案内してくれ

そのときは鎮静剤を打たずに

先生と一緒にリアルタイムで映像を見ながら

検査を受けることになりました。



鼻からの方が楽だよと言われたけど

迷うことなく口からを希望!泣き笑い

だってインフルエンザの綿棒でさえ激痛なのに

あんな太いカメラ鼻から入れられたら

気絶する自信あった爆笑

鎮静剤なしの口から胃カメラも

なかなかの猛者だと思うけど

鼻の痛みよりえづく辛さを選択。笑

もちろん苦痛緩和という意味で

絶対的オススメは鎮静剤で眠りながら

検査してもらうことです予防接種

だって鼻もぐりぐりされて痛かったって

聞いたことあるし悲しい



話は戻って

そんな早口でチャキチャキ話す先生が

カメラを入れ始めてしばらくすると

突然沈黙になり

ある1か所を集中して観察しているのが

横目でわかりました。

ふと画面に映るカメラの映像を見ると

食道を3分の1程度塞ぐような大きさの腫瘍が。

ただ、私が知っている限り

癌のような形の不揃いなものではなく

素人目ですが良性っぽい

表面はつるんときれいな形の腫瘍でした。



検査が終わって先生からとても淡々と

「これはよくある憩室じゃない。

すぐ大きい病院に行くべきだ。

うちで検査できるようなものじゃない。

紹介状を書くからできるだけ早く行ったほうがいい。」

といわれ、大きな病院に紹介されることとなりました。