予兆は昨年の春

毎年受けている職場の健康診断先の

病院から電話がかかってきたことでした。

すぐに病院に来てほしいと言われたのは

これまでの健康診断でも初めての経験で

よほど悪いものが見つかったのだろうかと

めちゃくちゃ

ドキドキしたのを覚えています🫣



診察室に通され、

神妙な面持ちで

レントゲンの写真を見せてくれながら

先生から

「食道のあたりに白い膨らみが写っています。

一年で明らかに大きくなっているので

すぐに胃カメラができる病院に行ったほうがいい。」

と言われたのが始まりでした。





そのあと近所の病院で胃カメラを予約して

みてもらったのですが

そのときは

「食道憩室」

と診断されました。

これはよくあるもので

全く心配するものでも怖いものでもないよと。



この日、私は鎮静剤を打ってもらって

胃カメラをしたので

検査中は意識がなく、

食道が実際はどういう状態だったのかが

わかりません。





それでも、当時は無症状だったこと、

そしてなにより、ふと中学生の時に

強い胸背部痛で胃カメラの検査を受け

そのときにも憩室を指摘されたのを

思い出しました。

癌家系でもなければ

これまでたとえどんな強い症状で

病院を受診しても

大した病名がつくこともなく、大抵は

時間に任せてたら自然に治癒してきた超健康体(笑)

それも相まって

やっぱり心配するものじゃなかったんだ〜!って

特に深く考えず帰宅したのでした無気力





もしそのときもっと大きな病院に行っていればとか

ちゃんと組織を採取する生検をしてもらっていればとか

早いうちに切除してもらっていればとか

今となってはいろいろ

たられば話が頭に浮かんでしまいます。

つい、そう思ってしまうのも

癌に発展してしまったら

それだけ大きな手術しか方法が

なくなってしまうからです。




でも、これが私の運命。

ステージⅣだったらきっともっと大ごとだった。

外科手術の可能性が残されていることは

癌治療の中では

とてもありがたいことなんだと

後に痛感していくこととなります。





ここからは結果論に過ぎないのですが

去年は痛みもなく無症状だったんだけれど

唯一、疲れやすさ、体のだるさを

とても感じる1年でした。

症状的に月経前症候群(PMS)が

常にあるような感じです。

寝ても寝ても疲れがとれなくて

もともとPMSが強い方だったので

30代に突入してもしやホルモンバランスが

もうはや崩れてきた?!

なんて思っていました(笑)

なので、去年一年は頻繁に

PMSに効く薬や

ホルモンバランスに効く漢方などを飲んだり

女性ホルモンに効くアロマを調べたり

疲れがとれないとか

眠気がとれない

過眠症

などとよくネットで調べていました。




時々、癌患者さんの中で癌が発覚する前に

疲れやすさやだるさを感じていたと

いう人がいます。

私の疲れが癌と関係があったかは不確かですが

それ以外はほんとうに何の症状もなく

秋に受けた健康診断も

特に異常は指摘されませんでしたにっこり