師匠も微笑んで
「あれが実弾だったとしたら私の足は使い物にならなかったでしょう」
師匠が長い足を長いズボンをたくし上げ、出す。
見ると見事に膝の皿の部分に入っていた。
その部分は青くなり、内出血。
周りは赤く腫れ、膝の薄皮が破れていた。
「ありがとうございます。」
「どういたしまして。」
キノが笑顔で答える。
「キノ~~~~~~~~~、、、。」
「あ。」
キノは短く言ってドアを開けた。
「ごめんごめん。エルメス。」
「もーーー、、。ん?」
「?どうしたんだい?エルメス」
「嬉しそうだね。キノ。」
エルメスが不思議そうに聞いた。
すると、ドアから師匠が出てきて、
「エルメス、今回は引き分けです。、、、どちらかというとキノの方が勝っていたでしょう」
「うっそぉーーーー!」
「キノ、とりあえず、」
キノの土煙などで汚れた黒いベストを指差して、
「ベストを脱いで洗ってください。」
「え?あ、はい。」
キノはたった今気がついたように言った。
「その前に中に入れてくれないかな?」
エルメスが言った。
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