義妹は先生の話をさえぎり
「画像みたいわ。」
と言いました。義父も
「せやな。」
と言いました。義父、義妹、夫の三人に説明を聞いてもらいました。
その間、私は後ろの方で義母の様子をみていました。

なぜ、もっと早くなんとかできなかったのか。

顔をなでて話しかけると、片方の目から涙が出てきました。
色々と考えるうちに、気の毒になり私も涙が出ました。

こういう時は何故か良い思い出しか浮かばないものです。

先生は出血の多さ、今から転院したら更に手術までの時間がかかる……説明をしていました。
三人は手術しない方で決定していました。

とりあえず親戚に状況の電話を入れ、入院手続きをしました。

土曜日の夜間で、主治医の脳神経外科の先生は月曜日まで来ないとのこと。

ICUに入り、そこでまた
「誰か状態を説明できる方はいらっしゃいますか?」
との事でした。義妹をみると私をジーっと見ていたので説明をし、また院内のきまりや手続きの話を聞きました。
オムツは病院にも有償であるとの話でしたが、義妹は買った方が安いと言い、そうしました。

その日の手続きは終わり帰宅しなければいけない時間になりました。

翌日には義母の着替えなどを持ってこないといけません。オムツも前あきシャツも、まだ必要ないと思ってました……。

今までトイレの失敗は全くなかった義母ですが、救急車が到着したあと失禁があり更衣をしてくれました。
シャツも二枚重ねで着ていて、しかもマヒがあるので破って脱がせてくれました。
動かしてはいけないし、家で寝ていたまま搬送してくださり、その布団、シーツ、枕も袋に入れてくれました。

それらを車に乗せて三人で帰宅しました。

帰宅途中の車内で、義母の弟が電話があり
「え!皆、帰るん?」
といかにも付き添ってないことへの批判がありましたが、病院から帰宅してくださいと言われた事、入院準備が必要な事を告げましたガーン

また義母の甥っこも私に電話やショートメールが入りました。
皆さん状況を聞いてくれ、そして
「お義父さんとかより、◯◯さんのが確実やと思って連絡した。」
と……。

そうなんですよね。何かあると、近所も親戚も、みんな私に聞いてくる……義父や夫より確実だからと。

益々バタバタになるかもガーン

自宅に戻りグッタリでしたが、遅い夕食を義父はしっかり食べ、入浴も済ませ、24時まで鼻歌を歌いながら、ふたりの部屋を片付けているようでした。

夫は寝転びテレビを見てました。

たまたま帰省していた息子に留守を頼んでたのですが、台所を片付けたり、お風呂の準備をしてくれてましたニコニコ
これで少し気持ちが落ち着きました。