山崎リリーです♪
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◉世界の富の82%、1%の富裕層に集中
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世界で1年間に生み出された富(保有資産の増加分)のうち82%は、世界で最も豊かな富裕層である上位1%が独占し、経済的に恵まれない下から半分(37億人)は財産が増えなかったとする報告書が国際NGO「オックスファム」より、先日発表されました。
昨年6月までの1年間で上位1%の資産総額は、株価の上昇などによって7625億ドル(約84兆円)増えたそうです。
これは、1日1.9ドル未満で暮らす絶対的貧困をなくすのに必要な額の7倍以上にあたると。
さらに下位半分の37億人分の資産総額を、米経済誌フォーブスの長者番付と比べたところ、上位42人の資産総額(合計1兆4980億ドル)とほぼ同じだった。
世界長者番付上位42人=世界で経済的に恵まれない下位半分(37億人)ということに
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◉世界の富裕層の上位10%、中国が1億人で最多。初めてアメリカを上回る
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説明
- 2018年の世界の富裕層トップ10%の構成員数は、中国がアメリカを初めて上回った。
- 2018年に、世界の富裕層上位10%を占める人のうち、1億人が中国に、9900万人がアメリカに住んでいたそう。
- 世界の上位10%に入る人の純資産は10万9400ドル(約1200万円)以上で、合計で世界の富の82%を保有していることがわかった。
- どの国に何人の富裕層がいるかは、その国の成人人口、平均的な富、富の格差の3つの要因に影響される。
2018年、史上初めて、中国の富裕層の人数がアメリカを上回ったことになるのです。🇨🇳
また、
クレディ・スイスの「グローバル資産レポート」によると、
「中国の富の成長は、21世紀の初めに低い水準から始まったが、とても速いペースで成長した」と述べています。
世界的な金融危機の影響を免れた数少ない国の1つだった中国は、欧州に代わって世界の富の成長の源となり、日本を追い抜いて億万長者の数で2位の国になった。
ただ、上位10%の人数で中国はアメリカを追い抜いたが、その成長は停滞している。
その原因は、中国の経済成長は、関税と輸出減の影響で鈍化した。
また、中国の人口が多いことも富裕層の数に影響している。
2018年、中国の人口は13億8000万人だったのに対し、アメリカは約3億3000万人だった。
アメリカは依然として、どの国よりも多くの大富豪を抱えていて、世界の大富豪(純資産100万ドル以上)の40%の約1860万人がアメリカ人で、中国は440万人だったそうです。
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◉アメリカの富の大きな格差
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クレディ・スイスは、その国の億万長者の数に影響を与える3つの要因があると説明している。
①成人の人口
②平均資産
③富の格差
アメリカでは、これら3つの指標のうち、富の格差が中国と比べて特に顕著だ。
Business insiderによると、
アメリカの富の格差拡大は富裕層の数に影響するだけではなく、アメリカ経済にも悪影響を及ぼす可能性がある。とのこと。
コンサルティング会社のマッキンゼーによると、
アメリカの高額所得者に富が集中することで、2019年から2028年の間に1兆ドル(約108兆円)から1兆5000億ドル(約163兆円)の経済的損失が生じる可能性がある。とのこと。
世界中で格差は拡大していく今後、自分は富裕層or貧困層のどちらに近付きたいかを真剣に考えなければいけませんね