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あなたが誰かに
お願いごとや頼みごとを
聞いてもらいたいと思った時
相手のどちら側に立って
話しかけるのがよいでしょうか？
イタリアのある大学の博士は
ナイトクラブで女性の調査員が
被験者に
「タバコをもらえないか」と
話しかける実験を行い
右耳に話しかけた場合と
左耳に話しかけた場合で
タバコを差し出す人数を調べました。
その結果
右耳から話しかけた場合のほうが
タバコを譲ってもらえる確率が
はるかに高いということがわかりました。
人の脳は右脳と左脳に分かれており
それぞれに
右脳：音や形、空間などを認識する。
感情的・直感的に考える。
左脳：言葉を理解し会話をする。
論理的に考える。
という役割を果たしています。
会話をしたり
言葉を理解したりするのは
左脳の働きによるものです。
そのため、左脳につながっている
右耳の方から話をすると
情報が左脳へ直接に伝わるため
相手の理解力が高まり
お願いごとを
聞き入れてもらいやすくなるのです。
また人間は本能的に
心臓のある左側に立たれると
左から攻撃されることを恐れて
無意識に｢守り｣の体制に入るため
お願いごとが実現しにくい状態と
なってしまいます。
相手の右側から話しかけることで
相手は警戒心をゆるめ
話に耳を傾けやすくなるのです。
人間の脳の仕組みや
本能的な部分から考えても
右側からお願いごとをするというのは
とても理にかなった方法なのです。
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