《終極筆記》大結局の後②


ようやく三叔の面具を外し、日常生活に戻った吴邪。

陰謀が一応の終結を迎えて彼の周りは静かになったものの、小哥を取り巻く謎は未だ不透明。

これから行く道は自分にしか歩けない、そう言って去った小哥。

彼は断固として吴邪の同伴を許さなかった。

 

足にしがみつき、捨てないでと泣き叫べばよかったのか?

そんなことを考えてもみたけれど、当時の自分にそんな気力はなく…

 

 

注意《終極筆記》後に続く原作小説《盗墓筆記》本編大結局の内容に触れているので要注意!

注意原作購読予定の方、空白期のドラマ化を楽しみにされている方はスルー推奨!!

 

 

来ないメールをチェックしながら漫然と過ごしていた吴邪の元に、ある日前ぶれもなく小哥が訪ねてくる。

 

「小哥…!!い、いつ戻ったの!?」

彼はあいかわらず寡黙で、静かに外を眺めていた。

「やらなきゃいけないことは終わった?」

そう尋ねると、彼は黙って頷いた。

「これからどうするの?またどこかに行くつもり?それともここに残る?」

頭の中で自分の資産を計算し始める吴邪。

文無しの小哥を養うにはそれなりの元手が必要だ。

 

「さよならを言いに来た。全てが終わった。最後に自分とこの世界との繋がりを考えてみたら、思い浮かぶのは君しかいない。」

彼は吴邪をじっと見つめ、「さよなら。」と言った。

 

これまでとは何かが違う。

いつも黙っていなくなる失踪のプロが、別れを告げに来たのは初めてだ。

彼はまさかこの世界から去るつもりなのか?

慌てて上着を掴んで追いかけようとしたが追いつけず、急いで店に戻って荷物をまとめた。

 

小哥は雪山(長白山)を目指していた。

(ついてくるなと突き放す小哥vs頑なについていく吴邪×n回)

 

夜、焚火に当たっていると、彼がじっと見つめていることに気付く。

「どこまでついてくるつもりだ?」

「俺の勝手だろ?」

「まだついてくるつもりなら失神させる。」

翌朝、目覚めるともう小哥はいなかった。

(この状況で眠ったら普通そうなる💦)

自分を危ない目に遭わせたくなくて置いていったのだろうが、それでも必死で後を追う。

 

雪盲症になって周りが見えなくなり、丘を転げ落ち、さらに落ちてきた雪に埋もれた。

絶望しかけたとき、誰かが手をつかんで雪の中から引きずり出した。

「どうして戻ってきたの?」

「お前が助けを求める声が聞こえた。」

小哥は30mの高さを飛び降り助けに来たのだ。

(しかも吴邪を助けるために骨折😭)

 

ここまで来ると、もう目的地は分かっていた。

小哥はリュックの中から2つの鬼玉玺を取りだし、そのうち1つを吴邪に渡した。

「これを持って青銅門の前に来れば門が開く。10年後、もし私のことをまだ覚えていたら門を開けてくれ。」

「あの門の向こう側は一体どんな場所なんだ?なぜ入らなくちゃいけない?」

「それを教えることはできない。」

 

それでも話せる部分について話してくれた小哥。

青銅門に眠る巨大な秘密を張家はずっと守り続けてきた。

この秘密を守るためには時間が必要で、門の中で10年過ごし、後任との交代を待つという。

本来、老九門にもその義務があったが、これまで誰も約束を果たしていない。

「老九門は誰も交代しに行かなかったのか?」

小哥は頷いた。

「本来なら今は誰の番なんだ?」

「お前だ。」

 

その後失神させられ、気づいた時にはもう彼の姿はなかった。

そこに3日留まり、吹雪が治まった頃…やっと完全に諦めがついた。

 

立ち止まらず、前に進むしかない。

小哥との約束まで、まだ10年ある。

 

 

ここから新ドラマ《藏海花》へと繋がっていく。

《終極筆記》→《藏海花》の順でドラマだけ視聴すると、特に小哥(張起灵)関連が「???」になりそうなので、ポイントだけ📝してみた。

 

《藏海花》の後にドラマ配信済みの《沙海》が続く。

さらにその後、原作では《盗墓筆記后伝之十年之約》で約束通り10年後に青銅門に迎えに行き、再会を果たす鉄三角が描かれる(現時点でドラマ化予定はなし)。

 

吴邪→小哥への並々ならぬ執着で成立しているとも言える《藏海花》
《藏海花》では小哥が青銅門の中にいるため行動を共にすることはないが、21歳差の张鲁一と张康乐がどう仕上げてくるのか気になるところ🥺