食欲・睡眠欲・性欲。


食欲はかなり昔から市民権を得ていて、それは翻ってダイエットにも用いられている現代社会。

睡眠欲は、昔は昼寝するな、とか、寝るのはぐーだらだ、なんて否定的な意見もありました。
しかし今では睡眠の重要性が問われ、試験前の勉強中でもしっかり睡眠を取る事が叫ばれていますね。

性欲はまだまだタブー視が強いです。僕はここに人類の成長のカギがあると思っています。
少子化とか未婚者の増加は、夜明け前の一番暗い所にいるからかな、と僕個人は割と前向きに捉えています。

食欲も睡眠欲も日常にあり、普通の生活の中で当たり前の事として受け入れられています。
こんな感じに性欲も、誰にでもあり、日常にある身近なものとして受け入れられる日はそんなに遠くないと思っています。

恋愛だって、本人が認めるか否かに関わらず、そこに個人差はあれど性欲が多少なりとも絡んでいると思います。

恋愛も愛。
性愛も愛。
性欲を認める事は自分を認めてあげる事。
愛を認めてあげる事。
そしてその事は、他者を認める事で、
多様性を認める事に繋がります。

数ある欲の中でも、生命を生み出すエネルギーを持った性欲を否定する事は、あらゆる命を否定する事と同義だと思います。

その否定は、やはり自己否定に帰結する。

タブーからの解放。
自己否定からの解放。
常識からの解放。
差別からの解放。

そんな大きな可能性を秘めた性欲の解放は
きっと世界を成長させます。

➖性欲の真髄は人と人を繋ぐもの。愛の循環➖
by史朗