ああ、びっくりした | のんびり田舎生活

ああ、びっくりした

昨日の地震の震源地はお隣の市でした。

私の住んでいる所も震度5だったそうです。でも、ちょうど本震があった頃地震の事は全く知りませんでした。


最近、年のせいかだんだんと色々な事が億劫になっている父なのですが、気難しい顔をしている事が増えました。私が実家に帰るとマシなのだそうですが......。


昨日はお天気が良かったので、父が「桜がものすごくきれいな所だから一度は行ってみなさい。」と数年前に教えてくれた原谷苑さんへ出しぶる父を無理やり引っ張りだして母と三人で行って来ました。
原谷苑1


原谷苑2
どこもかしこもピンクの海できれいでした。

人は多かったけれど、ポカポカ陽気の中で親子三人でお弁当を食べて気持ち良かったです。次第におだやかな表情になって、自分のカメラで写真をパチパチ撮り出した父を見て、なんだかホッとしました。


父が「平野神社へも行こう」と言うので足を伸ばしてみました。

桜の花吹雪の中、ちょうど結婚式を終えた白無垢の花嫁さんと羽織袴姿の外国人の新郎さんに出くわし、幸せそうな笑顔の新郎新婦さんから幸せのおすそ分けをもらったような気持ちになりました。



平野妹背
八重咲きの桜を見ていると、神社の宮司さんがこの桜の説明をしてくれました。

花の真ん中からまた花が咲く品種らしくて、「平野妹背」と言うそうです。


平野神社で桜を見ていると、東京の叔父から母の携帯に電話があり、「三重県で大きな地震があったらしいけれど、あやの家は電話がつながらいけど大丈夫?何かわかる?」というものでした。叔父からの電話で震度5の大きな地震があった事を知りあわてて窯で仕事をしているShuに電話をしました。なかなかつながらなかったけれど、無事を確認してホッとしました。


平野神社で桜を見た後、両親と別れ私は家に戻ろうと京都駅へ向かいました。近鉄電車で切符を買おうと思ったら、地震の影響で電車が途中までしか動いていないとの事でしばらく時間をつぶしました。1時間ほどして、少し先まで動いているようなので帰れる所まで帰ろうと、電車に乗りました。ダイヤが乱れていたので途中で待ち合わせがあって時間がかかりましたが、乗っているうちに不通区間も開通していました。


なんとか家に帰りつくと、家は大丈夫でした。Shuに聞くと窯場の焼き物の一部が落ちて壊れたり、窯の煙突が少しゆがんだり古い土壁が少し崩れた所があったそうですが、さほど大きな被害はなかったそうです。


晩御飯の準備をしていると、急に大きな揺れがあって余震が来ました。結構揺れて恐かったのですが、阪神大震災の時に震度5強を経験していると「今のだったら震度3か4も無い位じゃない?」と思う余裕(?)がありました。しばらくするとテレビに「震度4」と出ていました。今回の地震は底からドンと突き上げるような揺れで縦揺れだったので、さほど大きく揺れたと感じなかったようです。もし、地震が横揺れだったら窯の焼き物もかなりの被害を受けていたと思います。


姉や友達から心配してメールや電話をもらって、何かあった時に心配してくれる人がいる事のありがたさをしみじみと感じました。



4月に入って少し職場の環境が変わり忙しくなってしまい、なかなかブログの更新ができませんでした。更新ができていなかったにもかかわらず、ご訪問頂いて本当にありがとうございます。更新しなきゃと思いながらパソコンのスイッチを入れるとフリーズしてしまったり、コメントのお返事も遅れがちで本当に申し訳ありませんでした。