娘は新生児スクリーニング検査で35dB反応なし、1ヶ月検診でも同じく反応なし。

そのため息子が入院した県立こども医療センターでABR(自動聴性脳幹反応)をした。

分かってはいたけど、現実を知るとやはりつらかった。
これで確定なんだ。
あなたは一生難聴とお付き合いしてくださいと言われた感じ。

産まれて3ヶ月で進む道が決まるのは不思議だった。

実際よりも悪く出ることがあると言われて見たオージオグラム。

息子より早く気づいたし、変動も起こってないのだから、軽度かなと思っていた。
息子が5歳で難聴に気づき、平均60dBなのだから、その前から少しずつ悪化していたとして、産まれた頃は軽度だったんじゃないかと思っていた。
でも娘のオージオグラムを見て、そんな小さな期待も裏切られた。

パッと見ただけでわかる。

オージオグラムの下の方に反応のマーク。

周波数によるけど、80、90、100dBのところにマークがあった。

中等度ではない、高度か重度だった。

言葉はどのくらい吸収できるのかな。
発音はっきりするかな。

息子の難聴で免疫ができてショックを受けにくいことなんて少しもなかった。
むしろ難聴の大変さをこの1年間勉強してきたからこそ余計不安になった。

でも、矛盾するけど前を向けた。
頼れる人、相談できる人がもういるってことが分かってる。
家族や親戚は間違いなく可愛がり、みんなで大切に育てていける。
病院の先生も療育の先生もリハビリテーションセンターの先生もきっと息子と同じように娘のことを助けてくれ、そして私の不安も受け止めてくれる。

ショックなんだけど、とても悲しいけど、大丈夫っとも思える自分がいた。
ママ、少しだけ成長したのかな。