遺伝子検査の結果を待つ間にも長女が誕生した。

長男も難産ではなかったが、今回はお産の進みが早く、順調に生まれてホッとしていた。

長男も妹の誕生をとても喜び、嬉しそうにしていたことが私も嬉しく、幸せを感じていたのもつかの間…

気になっていた新生児スクリーニング検査の時がきた。

長男の出産の時にはまだ任意だったためにやらなかった検査。
今回は全員が受けることになっていた。

長男の時にもし受けていたらどうだったのか。
35dBが聴こえていたのかな。
聴こえてなくてもっと早く補聴器をつけられていたのかな。

もう何度も何度も後悔しているけど、時間は戻らない。

長女は難聴ではないことを祈るしかなかった。
長男の療育や通院に加えて長女もとなると、経済的にも大変だし、私も働く時間がないし、何より本人が将来苦労してしまう。

長女が新生児スクリーニング検査でいない時間、とにかく気が重くて、他のことを考えられなかった。