2024.4/12



先週測ったIS値(白血病の数値)は0.18。



治療をやめて1ヶ月。



当たり前だけど、治療判定基準のMMR(分子遺伝学的大奏効)を超えた。






「夏までには骨髄移植の話聞きに行っておいで」



先生から毎回同じこと言われても、わたしの気持ちは正直少しも変わらなかった。




…だからかな、わたしの顔を見た先生が、今は元気でも進行とともに確実に体調が悪くなるって言った。



それに、白血球が基準値を超えたり、IS値(白血病の数値)が上がってきたらまた抗がん剤を再開する必要が出てくるって…。



移行期に進行したら抗がん剤を今までの1.5倍に増やさないと効かないんだって。




でも、今のわたしにとって大事なのは、白血球やISの数値を気にして過ごしたり、進行したら抗がん剤を1.5倍に増やすとかって話を聞くよりも、毎日穏やかに、病気を忘れて笑顔で過ごすこと。



良くなることに期待するのにも、希望を持つのにももう疲れちゃったから…。




今は、今までしたくても出来なかったことを頑張りたい。



ずっと目標にしてきた、仕事もしたい。




なんの仕事がしたいのか先生に聞かれて、「今まで通りPT(理学療法士)の仕事」って答えたら…



「移植までの間の限られた時間で雇ってくれるとこある? このままいったら必ず働けない体調になるし、まだ治療も残ってるなら『治ってからおいで』って言われちゃうよ?」




…悔しいけど、正論すぎて…何も言い返せなかった。




「それにほら、働いててすごいイケメンがいても移植するってなったら辞めなきゃいけなくなるし、気持ち的にもアタック出来ないでしょ? でも移植が終わってたら気兼ねなくアタック出来るよ!」

 

…て、言われて……




…ん???




「…え、問題そこ…?笑」


 

…そんなこと微塵も考えてなかったし、先生の無駄に真剣な顔つきのせいで何言われたのか頭混乱したわ笑😂




「重要な問題はそこだよ!全ては誰と一緒になるかって話なんだから!!笑」




なんかすごい力説されたけど…きっと白血病が弊害とならずにわたしが好きになった人と恋愛、結婚してほしいってことを言ってくれたのかな??笑



移植を勧めるやり方の引き出しが先生にはいっぱいあって笑った😂




そのあとも、移植して元気になった世界線の話を勝手に展開して、勝手に移植後のGVHD(合併症)や妊娠出来なくなってしまう可能性を心配しだすし…。



でも、そんな先生を見てたらなんだか裏切るようで申し訳なくなってきて、苦し紛れだけど「大丈夫」って笑って答えた。




何が大丈夫かって聞かれたらちょっと困るけど…分からない未来のことを心配して悩んだり苦しんだりするのもうやめたの。




わたしは今生きてて元気だし、そのおかげで今まで出来なかったことが出来るのが今は一番嬉しいから。




だから、きっと大丈夫。