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2024.3/1
スプリセル(再)20mg150日目
今日は病院なのに、腕と足全体が痛くて朝の5時半まで一睡も出来なかった。
唯一効いてくれてたカロナールももう効かない。
夜中が長くて、何度も耐えきれずナルサス(医療麻薬)を飲もうと思ったけど、そしたらまた抗えない眠気と吐き気で今日の診察は行けなくなると思った。
完全に日も登ってからようやく寝つけても途切れ途切れの睡眠で絶賛身体が重い…。
いつもの倦怠感なのか寝不足なのか…多分どっちも。
処置室で横になってたら先生がやってきて、点滴しようって言われたけど…
「…もう帰りたい…」
このままスプリセルを継続してもこれ以上効いてくれることはないそうで、2週間前の診察の時と同じ、アイクルシグへの変薬を勧められた。
3ヶ月ずっと数値は良くならないし、わたしももう期待してない。
でも、アイクルシグだって二度もだめだったんだから、希望なんかない。
変薬したってどうせただ苦しむだけじゃん…。
「アイクルシグはもうやりたくない…」
それで選択肢が今のスプリセルを増量することだけになったのは分かってたし、先生も、ただでさえ体が耐えられていないのに増量したところで厳しいと考えてるみたいだった。
「僕も増やしたくないんだよ…」
悲しそうな顔して言うから胸が痛くなった。
こんな時に限って、『こう見えていつもどうやったら笑わせられるか考えてるんだよ』って前に先生が言ってきた時のことを思い出したりなんかして…これまで本当に感謝しかないから、ただただ申し訳なかった…。
「骨髄移植の病院に相談しに行ってみようか」
そう言われたけど…
「もうやめたい…全部やめたい…」
気を抜いたら涙が溢れそうで、必死で堪えた。
先生にだけは言わないと決めてずっと頑張ってきたけど、もう無理…。
ずっとわたしの気持ちは置いてけぼり…。
惰性で抗がん剤を再開しても精神的に限界なのは変わらなかった…。
前向きになんてやっぱりなれない…。
もう限界…。
先生は、「じゃあやめようか…」って言った。
「抗がん剤やめて来週またおいで。今日からもうやめていいから。来週は採血もなしにしようね、毎週針刺されるのも嫌になるよね…」
先生がすごく気を遣ってくれてるのが分かった。
来週おいでねって最後にもう一度言われたけど、もう先生の顔も見れなかったし、何も言えずにそのまま家に帰った。