2023.8/10
アイクルシグ15mg(再)21日目
今日は病院
着いてすぐ処置室のベッドに横にならせてもらった。
完全に昨日の体調を引きずってる。
吐き気止めの点滴をしようかって言いに来てくれた先生に、これは抗がん剤の副作用じゃなくて、オキシコドン(医療麻薬)の副作用だと思うって伝えた。
先生は、麻薬強かったかぁって頭抱えてた。
「あれだと効かない人もいるくらい、5mgは一番少ない量だったんだけどね。抗がん剤だけじゃなくて他の薬でもそうなっちゃうんだね…」
そうなるって言ってたつもりだったんだけど、半信半疑だったのかな。
そんな最中も、皮膚がどこにも触れてないみたいな宙に浮いてる感覚と、口の中がまずくてただただ気持ち悪かった。
それに瞼が急に誰かに抑えつけられてるみたいに重たくて…。
昨日よりはマシだけど、それでも体全体が明らかにおかしかった。
医療麻薬のオキシコドンは徐放薬といって、ゆっくり効き始めてだいたい24時間効果が持続するそう。
先生の説明を聞いて、まだしばらく身体から抜けないと分かってまじで萎えた。
ナルサスという医療麻薬ならオピオイド系で唯一、代謝酵素がCYP3A4じゃないからわたしでも使えるかもしれないって言ってみたら、一番少ない量の2mgを頓服で試してみることに。
「もしこれでも今みたいにふわふわしたり気持ち悪くなったりしたら飲むをやめて、痛かったら抗がん剤もやめて来週いらっしゃい」
診察が毎週になってごめんね、って先生はいつも最後にそう言ってくれるけど…わたしには1週間ですら長く感じるくらいだからこれでいい。
「…先生、IS値(白血病細胞の値)どうでした…?」
先週受けた検査結果が今日は聞けると思ってずっとドキドキしてたけど。
「まだ抗がん剤始めて1週間だから…」
先生が言ったのはそれだけだった。
隔日で服用してまだ10回。
前の抗がん剤(タシグナ50mg)で悪化した数値が少しでも良くなっててほしかった。
1時間くらいしてようやく起き上がることが出来たけど、立ち上がっても地面に足がついてる感覚が鈍くて、平衡感覚もおかしかった。
自力でなんとかトイレに行って、手洗い場の鏡をに映る自分の首にびっしり皮疹が出てて、慌てて服の中も確認したら胸からお腹にかけても赤いぶつぶつだらけ。
看護師さんに伝えるとすぐに先生がやってきて…
「あーほんとだね。なんでだろうね、胸の辺りとかお腹も見せてくれる?」
「…え…」
やばい……
「……ワンピだもん…」
着替えるのも一苦労でワンピで来たけど、さすがにワンピを胸まで捲り上げるのは、はずすぎる…。
先生が男性だからとかそういうことじゃなくて、たとえ女医さんでも看護師さんでも、はずすぎて無理すぎて出来ない…。
けど、先生はめっちゃきょとんとしてて…
「ん?お腹のあたりとか出てない?」
…だよね😭
皮疹出たって呼びつけといて見せないとかまじ意味分かんなすぎだし。
「出てるんですけど…」
ほんとごめんなさい…。
ほんとにほんっとにごめんなさい…。
…だって今日…
「……ワンピだもん…」
先生はようやく察してくれたっぽくて急に笑い出して、ワンピ禁止令が出された
…当たり前です…ほんとに…。
なんで今日に限って皮疹なんか出んのかな。
やる気ないかんじでほんとごめんなさい…ってかんじだった。