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2023.6/25
タシグナ50mg 24日目
昨日も酸化マグネシウム(便秘薬)を飲んだけど便秘が治らなくて…もうかれこれ1週間音沙汰なし。
さすがにしんどくて、とてもお腹と腰の痛みに耐えきれなくて、今日はさらにピコスルファート(下剤)を使った。
21時に酸化マグネシウムを飲んで、ピコスルファートは10滴で効果がなかったから、今回15滴にした。
今思えば、それが間違いだった…。
先生は、夜飲んだら次の日の朝効き目があるって言ってたけど…
深夜1時にお腹が痛くなり始めた。
それもだんだん痛さが倍増して、これはまじでわたし史上最強レベルだった。
かろうじてトイレに行けたけど、ついにはトイレから出られなくなって、気付いた時には汗がぼたぼた出て、手足が冷たくなって感覚が分からなくなってた。
手先や足先が痺れてきて、あまりの痛さに頭から血の気が引いて目の前が白くチカチカして、ものすごい吐き気で…。
お腹の痛さはこの世の次元じゃなかった…。
誰でもいいから助けて!って思ったのに痛すぎて声が出せなくて、ぼーっとする頭で、誰かに知らせるための方法を必死に考えた。
すぐ隣の自分の部屋には、具合が悪くて動けない時用に購入した呼び出しベルのボタンがあるけど (Amazonで購入)…
あまりの痛さで立ち上がることも移動することももう出来なかった。
この痛みから解放されたい一心で死にたいと思ったほどだった。
そして、力を振り絞ってトイレのドアを叩き続けたら、同居する認知症のおばあちゃんが暴れ出したと勘違いして母が起きて来てくれた。
どうあれ…まぁ我ながらファインプレーだったw
その頃には大量の汗に、全身は痙攣を起こしてて、お母さんが慌てて、「救急車呼んで!」って叫んだ言葉をぼんやりした頭で聞いた。
でもこの時、救急車を呼ぶとなるとひとつ問題があった。
病院は家とは違う県だから初診の時、救急車は県を跨いでの搬送が出来ないから、万が一の時は自家用車で来てもらう必要があるって教えてもらってた。
それで、お母さんが慌てて病院に電話で聞いたら、緊急だから急いで救急車を呼ぶように言われたらしい。
結局、救急車を呼んで事情を説明して、少し時間がかかったけど今回はどうにか搬送してもらえた。
病院の救急外来に着くと、痛くて、しんどくて、身体中どこもかしこも具合が悪くて、疲れ切ってて声も出せないのに…
「えぇ?!なに?!聞こえない!!もうちょっと大きな声で喋って!!全身って分かりやすく言って!どこ?!」
問診してくれるおばちゃん看護師さんはまさかのオラオラ系だった…。
こっちはこれでも精一杯しゃべってんだよ、全身は全身だよ、聞こえないならもう救急隊の人から情報もらってよ…って本気で思った。
それからは、点滴をしてもらったからか下剤の効きが弱まったからか…次第に痛みが落ち着いていった。
嘔吐や下痢で起こる急速な脱水やカリウム低下によって痙攣発作などの症状が起きたみたいだった。
下剤の調節って難しい…ほんとにわけわかんない。
食べるものによっても下剤の量が変わってくる、なんて言われたらどうしたらいいわけ。
そんなお肉ばっか食べてるわけでもないし。
救急外来で診てくれた内科の先生は、ピコスルファート(下剤)を使うより酸化マグネシウム(便秘薬)を増やしていくのもありだよって教えてくれた。
下剤を飲むようになった元凶のグラニセトロン(吐き気止め) を他のものに変えられないか聞いてみたけど、これはかなり強いもので、これに変わるものはないって言われた…。
だから、自分でちょうどいい下剤の量を探していくしかないそう。
病院から出たのは朝4時半だった。
朝日が明るくて6月の早朝は森の中にいるみたいに空気が綺麗で美味しかった。
和歌山で治療中、夜間救急に行った時の帰りと同じような景色で、清々しくて、一瞬和歌山にいるのかなって錯覚を起こしたくらい。
…生還した……
わたしにはそう思えたくらい怒涛のような3時間半だった。