2023.4/24
タシグナ(再)150mg53日目



今日は、和歌山で治療してた時に薬を受け取ってた薬剤師さんから電話があったスマホ




和歌山の病院で、突然親を呼ぶように言われて東京から母を召喚して受けた白血病告知。



わたしも母も頭が真っ白になって不安しかなかった時に、たくさん支えてくれて励ましてくれた薬剤師さん。




まだわたしのこと覚えてくれてたことに嬉しくて泣きそうになった泣くうさぎ





元気になって直接ご挨拶に行くって心に決めてたけど、どうやら近々県外に異動になってしまうとのこと。



びっくりしたのと、何より寂しい…🥲🥲🥲






抗がん剤を全て試しても結局、全部不耐容だったこととか


骨髄移植の可能性もだんだん濃くなってきたこととか


今は、タシグナを一番少ない量で治療してるけど、それでも副作用がうまくコントロール出来なくて自分の身の周りのことですらまともに出来ないこととか…



最近の状況を全部話した。







毎日しんどくて、本当はもう疲れて全部辞めてしまいたいけれど、治療をやめれば進行して必ず死ぬと言われたし…。



それなのに、治療継続しても日常生活を取り戻せる兆しもない。




八方塞がりのまま





「もうすぐ1年やんなぁ、1年は長いなぁ…。そろそろ決着着けたいわな。ほとんどの人は抗がん剤が1剤か2剤で治療が決まるんやけどね。1年もかかったら、精神的にもしんどいやろうし…」



一番優しいと言われたグリベックですら、規定量に到達する前に身体の痛みやアレルギーで中止になった。





「今はトラマール(痛み止め)で痛みを抑えてるんですけど、それもだんだん効かなくなってきて…」



それを聞いて少しびっくりしたみたいで、トラマールはそれくらい強い薬だって言われた。




トラマールを今の量よりさらに増やす事は出来るけど、眠気や倦怠感が既にあるようだと実際、増量は難しいかもしれないとのことだった。





「あの…母から聞いたんですけど、わたし小学校に上がる前まで、本当によく病気をして入退院を繰り返してたそうなんです…」



小さい頃から薬を飲むのが苦手で、ただの風邪ですら薬が飲めないことでいつも肺炎にまで悪化して、結局入院して点滴で薬を投与してもらってたらしい。



今、色んな副作用で抗がん剤が継続出来ないのは、その頃の何かと関係あるのかなって最近ふと思った🤔





「…もしかしたらやけど、その頃のあなたにとっては小人用の量でも効きが強くて、子供心に飲んだら身体の不調が起こるって分かって飲まなかった、というか飲めなかったのかもしれへんね。
それを大人は飲まない子や、って判断してたのかも」



その頃のことを覚えてないけど、もしかしたらそうだったのかなぁ…





母の話だと、アイスやゼリー、ジュースに混ぜても、薬だと分かった瞬間に全部吐き出して、どんな工夫をしても一度も飲めた試しがなかったらしい。

 


そんなだから、父はわたしの顔や顎を掴んで無理矢理にでも飲まそうとしたし、


入院先では看護師さんが粉薬を溶かした液体の入った注射器を口に押し込んで…なんてこともあったそう。




それでも結局、全て吐き出してしまって点滴投与するしかなかったらしい。




母からその話を聞いて、


当時のわたしどんだけ迷惑かけんだ…と思ったけど…




いつの間にかそんな経験がトラウマになって


やっとの思いで錠剤やカプセルを飲めるようになったのは高校生。




粉薬はいまだに飲めない…。


 
ほんっと恥ずかしいけど…😔




錠剤やカプセルが飲めるようになってからも、基本ほとんど気合いと食事と時間で治した。




そんなだから、今でも潜在的ななにかが邪魔をして、薬を飲むことをストレスに感じることがある。





薬剤師さんが「あなたに合う薬の量はそもそも規定量は多いのかもしれへんね」って言ったけど、それを聞いてわたしもそうだと思った。




そもそもどの抗がん剤も最低量から始めていつも規定量まで届かないうちに副作用で中止になるから…





「遊びに行ったり気分転換出来てる?…と言っても、働けてないからお金もないやろうし…。それでも何か出来ること探して気分転換してな。有意義に時間使うんやで。働いてたら仕事に拘束されてなかなか時間も取れへんやんか、将来に繋がるようなこと何かしてな」



そんなことまで言ってくれて本当にありがたかった🥲





「頑張って治さなな!自分のことやしな!
でも、すごいやん!前よりも落ち着いたというか、変わったなぁ!前やったら現状話すのにも泣きっぱなしやったやん。受け入れたというか乗り越えたんやなぁ」




薬剤師さんとの電話はいつも大号泣してたもんな…




何か、張り詰めてたものが緩むきっかけになるというか…


普段は泣かないようにしてるのに、誰にも話せない思いをいつも聞いてくれたから、いつも号泣しながら話してた看板持ち





今はようやく受け入れたんだと思いますって言うと…



「すごいなぁ。大丈夫、ひとりじゃないよ。何か困ったり、話すとこがなかったりしたらいつでも電話しておいで」



そう言ってくれた🥲





和歌山で治療してた1ヶ月間でたった3回しかお会いしたことないのに…


ここまでしてくださって、嬉しくて、感謝の気持ち以外なくて、もうただありがたい思いが溢れて涙がこぼれた。



…泣かなくなってすごいって言われたばっかりなのに…🥲🥲






夜になって、母に薬剤師さんから電話をもらったことを話した。




当時のことを思い出したのか、



「本当によくしてもらったもんね…あんな薬剤師さんいないよね…思い出したら泣きそう…」



母もウルウルしてた。





本当に何度も支えてもらって、


今でもわたしの中には、まだ諦める時じゃないって薬剤師さんの言葉が大きな支えになってる✨





頑張ろう。




まだ頑張れるんだから頑張る以外ない。