あ2023.2/2

ボシュリフ100mg27日目 




今日は診察の日病院




昨日からのひどい吐き気に加えて、今日は朝から胸痛と胸の圧迫感まで重なって最悪の体調…。




なんとか病院にたどり着いたけど、吐き気が抑えきれなくて診察室に入る前に追加のグラニセトロン(吐き気止め)を飲むしかなかった。




どうやら先生の話だと、やっぱりグラニセトロンは便秘になりやすいらしい。





「けど、ボシュリフ(抗がん剤)たった1錠で副作用が出ちゃうんだね…なんでだろうね…」





先生やや頭抱え気味だったけど、わたしも聞きたいよ…。




ボシュリフは本来5錠、最低でも3錠は飲んでほしいそう。




最後の抗がん剤(グリベック)に変薬を考え始めた先生に、このまま頑張りたいって粘ってみたけど、そうすると副作用がきついと思うよって言われた。





「グリベックは優しい薬なのでそっちに変えてみない? 優しい分、効果もマイルドだけど、ボシュリフを増やすよりはいいと思うんだけど…」





グリベックももしダメだったらと考えたらもう選択肢がないからすごく怖くなった。




だから、変薬するよりまずはボシュリフを2錠に増やしたいって粘りに粘って、先生もきつかったらすぐ飲むのをやめてねって一度は言ってくれたけど、やっぱりグリベックになった…。





もしグリベックも使えなかったら、今まで使った抗がん剤の中から副作用を抑える薬も併用して、もう一度やっていくみたい。




諦めないで続けていける方法を探していきましょうって言われても、もう抗がん剤を続けながら日常生活を普通に送って、普通に働けるなんてありえないって思った。





先生の患者さんで、つい最近も慢性骨髄性白血病の治療をスプリセルで始めた人がいるそうだけど、「なんともなさすぎて薬を飲むのを忘れる」って言ってたって…。




それを聞いてただただ信じられなかったけど、その時ふと思った。




SNSで治療経過を発信してる人のほとんどは、わたしと同じように、治療や、特に副作用で大変な経験をしてる人たちが多い。



だから、副作用が何もないなんてありえないってずっと思ってたけど、なんともなかったら敢えて発信するようなことしないだろうし、本当は先生の言ったような、そんな『なんともない人』がほとんどなんだろうな…。





患者の会があるから参加してみたら?って言われた。




患者の会に出たらわたしみたいな人がいるのかな…。




そんなことを考えながら家に帰ったけど、変わらずずっとお腹は痛いし、胸は苦しい…。




けど、ボシュリフは今日で終わり。




ご飯がほとんど食べれなくなったのは、副作用の食欲不振に加えて肝機能が悪くなったせいだった。




ボシュリフ2錠を『頑張りたい』って前向きな気持ち、と『頑張らないと』って焦る気持ち、



でも今は一番、変薬になってほっとしてる。





通院しただけで体力が底を尽きて、情けないけどお母さんの介助がないとお風呂に入れなかった。





今日はもう頑張れない。