2022.12/16
アイクルシグ(15mg)24日目
今日は、以前に職場でお世話になった上司から和歌山のみかんが届いた🍊
その中に一通の手紙が入ってた。
その手紙を読んで、わたしは色んな思いが込み上げてきて胸がいっぱいになった。
治療する側だけじゃなく、治療やサービスを受ける側になって初めて見えた色んなこと。
言葉選びや態度…わたしは5年間理学療法士として患者さんに接してきた中で、一体どれくらい安心感を与えられてたんだろう、寄り添えてたんだろう。
ここ数年はコロナになって、入院患者さんは面会も出来なくなって、閉鎖的な慣れない環境の中、不安だったはず…。
寂しかったはず。
ケガや病気で、昨日まで普通に送ってた日常生活がある日突然、身体の自由が効かなくなるという恐怖や不安をわたしは5年も経って…白血病になって初めて身をもって知った。
きっと身体の機能を良くすることだけが優れた治療者じゃない。
ケガや病気をするということは、そのケガや病気と闘うことだけじゃないから。
押し寄せてくる不安や恐怖、精神的な闘いもたくさんあって、どうしてもひとりじゃ乗り越えられない壁もたくさんあるってことを、患者さんと向き合っていた頃のわたしは一体どれほど理解してたんだろう…。
わたしは何が出来てたんだろう…。
手紙の中に、
『すごく大変な経験をしたあなたなら、大変な状況に陥った患者さんにめちゃめちゃ親身になって寄り添えるのではないかと思っています。
だからこそ、早く和歌山に戻ってきて、その経験を理学療法士として生かしてくれたら、思いもよらないケガや病気をした患者さんのものすごい支えになれる理学療法士になられるのではないかと思っています。』
そう書いてあった。
上司の言った通りこの経験を生かさないと、わたしが白血病になった経験は本当にただの苦しいだけの時間で終わる。
それはつらすぎるから…。
復職できるかは今はわからない。
間に合わなくてクビになって、結局戻れないかもしれない…。
それでも、思いもよらないケガや病気によって苦しい中闘っている人がいるんだから、わたしはこの経験を無駄にしちゃいけないって改めて思った。
そのためには、わたしが今自分の病気と弱弱なメンタルと向き合って、強い心で乗り越えていかなきゃ。
やっぱり、どうしても元の職場に戻りたいって気持ちは変わらないけど…やるだけやろう。
いつかその期待に応えられるように頑張らないと。
上司の美味しいみかんを食べて、また頑張る気力をつけよう。
和歌山のみかんはまじで世界一美味しい!☺️💛