2022.12/14
アイクルシグ(15mg)22日目



今まできついこともつらいことも職場復帰を目標に頑張ってきたけど、自動解雇まであと半年…。



この前、職場からあと半年で『退職の手続きを取る』と言われた。



⬇︎そのとき



今日は改めて部長と電話で話した。



事務の方は自動解雇って言ったけど、部長は「退職扱いにはならない」って言ってくれると勝手に心のどこかで期待してたのかもしれない。




でも、現実はそんなに甘くはなかった。




「退職扱いになるだけやから」




あっさり言われた。




わたしは退職なんかしたいわけじゃないのに…。




戻るために頑張ってきた。



今だって必死にやってる。
 





けど、あと半年…。



もうすぐ治療を始めて半年になるのに、未だに治療できる抗がん剤すら見つかってない。



まともに治療も出来てない。



何も変わってない。



何も進んでない。



何も良くなってなんかない。




あと半年…。




絶望的だと思った。



半年なんてわたしにとっては恐ろしいほど短い。




なんとかなるなんて、やっぱりならないじゃんと思えて、心の中だけじゃない、泣けてきて止まらなかった。




決まりかもしれないけどそんなこと言わないでよ…。



悔しい…。




もう出口が見えない毎日の中で何の結果も出ないのに、ただただほんのわずかな希望に縋って頑張ることに疲れた…。




抗がん剤が使えるかなんて自分じゃどうにも出来ないのに…働きたいのに…なんで白血病になんかなっちゃったんだ…。




もし間に合わなかったら、目指すところを失って一体どこへ向かって頑張っていけばいいんだろう…。




入職した時みたいに採用試験を受けたらまた働けるって言われた。



本当にありがたかったけど、もしまた働けるようになったとしても…今みたいに高額な治療費を払いながら、一人暮らしして、通院しながらやっていけるのかな…。



現実的に考えたら無理だと思えてきて、わたしみたいに治療のために休職せざるを得なかった人たちが誰一人として復帰しなかったっていうのは、きっとこんなふうに現実的な壁があったからなんだと分かった。




職場の人が言う、 『 退職 』『 解雇 』。



その言葉はわたしのとはきっと重みが違う。




全然違う。





現実はあまりにも厳しい。