2022.8/20
タシグナ300mg1日目



慢性骨髄性白血病での治療目標は大きく分けて3段階あるそう。






まずは…


血液学的寛解(CHR)



これは、骨髄以外の病変を認めないこと。


分かりやすく言うと、骨髄の中には白血病細胞がある状態だけど、血液検査の異常や、臨床所見(脾臓が腫れたり)で問題がない状態にまで良くなるなること。




次に…



細胞遺伝学的寛解(CCyR)

(細胞遺伝学的大奏効)



これは、本来は存在しない慢性骨髄性白血病特有のフィラデルフィア染色体が検知されなくなること。





そして最終段階として…


分子遺伝学的寛解(MMR)


(分子遺伝学的大奏効)



さらに小さな遺伝子レベルで見た時に、慢性骨髄性白血病の原因といわれるBCR-ABL1遺伝子の割合が0.1%以下(IS値測定)になること。


しっかり抗がん剤が効いてる指標にもなる上、治療を始めて1年以内に達成すると寛解後に再発しにくいそう。



もっと良くなると分子遺伝学的に深い奏効(DMR)』と言って、さらに細かく3つの段階に分けられる。





MR4.0
IS値が0.01%以下になること。


MR4.5
IS0.0032%以下になること。

ここに至るまでが一番時間がかかって、一番難しいらしいけど、ここまで来ると断薬チャレンジ(無治療)での寛解維持の可能性が出てくる。


MR5.0
IS値0.0001%以下になること。





わたしはまずは第一段階の血液学的寛解(CHR)を目指すことに。



まだまだこれから。



今日から始まるタシグナはカプセルの抗がん剤で朝夕1錠(150mg)ずつ服用する薬



本来は2錠ずつだけど、スプリセル(前回の抗がん剤)で重篤な副作用が出た人はこの薬でもそうなる可能性が高いらしく、まずは半分の量から始めることになった。



食事の1時間以上前、または食後2時間以降に服用しないといけなくて、服用の間隔は12時間空けないといけないみたい。






なんかややこしいけど…とりあえず、10時と22時を服薬時間に決めてやってみようと思う。



いつか前向きに自分の人生を精一杯生きていけるように。



希望を持てるようになるってなんの根拠もないけど、そう信じないともう足は前に出ないから…頑張る。