アメトーーク!の「本屋で読書芸人」のお薦め本を見る度に新たな興味や知識に繋がって本本っていいなぁおねがいキラキラと思います!




少し前にほぼ一気に読み終えた同作者の3冊。
共通しているのは〝少年犯罪〟が描かれている点でしょうか。



「Aではない君と」は、

14歳の少年が同級生を刺殺した容疑で逮捕される…果たして少年は同級生を刺したのか…。
加害少年とされる家族にフォーカスされてストーリーは進みます。



 先日、11月24日に愛知県で同じ様な刺殺事件が起きてしまいました。
被害者が亡くなってしまった以上、両者の声をすり合わせることはもうできませんし、詳細は分かりません。
この「Aではない君と」を読んだ直後でもあり、とても複雑な思いです。





「友罪」は
こちらは、とある少年が14歳の時に犯した事件のその後、20代後半となった元少年がどう生活し、どんな人間関係の中に生きていくのか…といったことが描かれています。

凶悪な少年犯罪が起こる度に『少年法』については議論されますが、
一律に年齢で裁けることでは無いのかな…と思いますね。

何をもって『更生した』と言えるのかはどちらのサイドに立つのかや、人それぞれの価値観もあるので、答えを出すのは難しいことだと思いました。


「神の子 下」は
「上巻」を図書館で読み終えていたものの、その図書館が遠方となり、行かなくなってしまいイヒ続きが気になっていて「下巻」だけ購入しましたあせる


こちらは上の2冊に比べると、少年犯罪が絡むもののフィクションとして楽しめる物語です。


ともあれ、3冊ともフィクションでありつつもリアリティーも散りばめられていて、
子どもが育つ環境や人間関係がどれほど人格形成に影響を与えてしまうのかや、
養育者が子どもに向き合っていくことの必要性を考えさせられます。


不適切な養育、避けるべき子育て=「マルトリートメント」下で育つ子どもが居なくなって欲しいなぁ…といつも思っています。


きっと、作家の薬丸岳さんもそんな思いがおありなのではないかな…と思います。



年配の先輩方から良く聞く言葉で、
「歳をとってからゆっくり読書をしよう!と思っていたのに、いざ時間ができても老眼で本を読むのが辛い、疲れやすい。」


本を読むことが楽しめるうちに楽しまないとびっくりと、思っている今日この頃です…。