ヒマなので、、
イロイロなことに思いふけってます。(笑)
大好きなマンガの一つが
安野モヨコの「働きマン」。
ちょうど私と同世代の女の子が
出版社で仕事と奮闘しながら
いろいろな成長を遂げる話です。
あるストーリーで、
後輩の育て方に悩むことがあり、
上司の編集長がこんなことを言うんです
言って聞かせ、
やって見せ、
褒めてやらねば人は動かじ。
んーーー。深イイー!(。-_-。)
私自身は、けっこー反抗心が強かったから、
言われたことを言われた通りにやるのが
逆に嫌いだったんだけど、、(; ̄ェ ̄)
新入社員のとき、
すごく良い先輩に恵まれたんです。
新卒で入ったコンサルティング会社で、
一番最初にアサインされたプロジェクトは
コンサルタントが100人くらい入ってる
巨大なプロジェクトでした。
私は実力もないのに
意味不明な自信に満ちた
生意気な新入社員だったと思います。( ̄◇ ̄;)
プロジェクトの途中で
別のグループに異動になったのだけど、
そのグループのリーダーは、
プロジェクト内で「最も恐い」で有名な先輩。
コンサルは、クライアントとのミーティングは
全て議事録をとって、そのドキュメントも
成果物として納品するのですが、、
議事録で誤字なんてあった日にゃー、、
「テメー!!!
コンクリートで固めて東京湾に沈めたろうかー?!」
と、、言われたかどうかは定かでは
ありませんが、、、(゚o゚;;
(そんなことは言われてないけど
とにかく超怒られて恐かった記憶が。)
とにかくヒステリックで激烈に非難されて、、
女の子にも全く容赦がなくて。( ̄◇ ̄;)
それで一回、胃潰瘍になったくらいです。。
ある日、、その先輩に
会議室に呼び出されました。
理由は、、薄々勘付いてたけど、、
とあるドキュメントの誤字でした。。
あ、、ちょっと、、
「誤字」ではすまされないミスだったかも。。
(; ̄ェ ̄)
先輩の後ろをトボトボ歩いてるときは、
「あー。。今日が命日だなぁ。ヽ(;▽;)ノ」
って本気で思ったくらい。
会議室の席に座り、、、
罵倒される準備をしていたのに、、
その日、先輩は怒りませんでした。。。
穏やかな口調で
「なんで呼び出されたか分かるか?」
とだけ聞いて、、
「はい。。あのドキュメントでミスが。。」
「わかってんじゃん。
じゃーー、次にミスしないために
どうするつもりなの?」
(゚o゚;; え???
怒られる覚悟しかしてなくて
対策なんて考えてなかったんです。。( ̄◇ ̄;)
「えーーーーっと。。。
トリプルチェックします。。。」
(思いつき)
「んーーー、、、、
時間がかかるなぁ。現実的じゃないんじゃない?
もっと良い方法考えといて。
じゃ、終わり。」
なんだか、、、キツネにつままれた気分。。
ギャーーーって怒られなかったの
初めてだったんで。
その後、しばらく、放心状態。
空を見つめながら席に座ってたら
先輩からメールが届きました。
「さっき言い忘れたことがあった。
失敗したら必ず改善策を考えること。
改善していけばいいんだ。
失敗を恐れて手がでなくなるのは、
失敗するよりも悪い。
失敗を恐れて手が出なくなったら
その人の成長は止まるんだ。
だからこれからも、失敗を恐れるなよ。」
目からウロコ。
。・゜・(ノД`)・゜・。
恐い、ヒステリックで有名な先輩だったけど、、
先輩はきっと、、
どうやって教えれば一番効果的か、
演出までもを考えてアドバイスしてくれたんだ
と思うのです。
震え上がらせるようにしなければ、
鼻っ柱の強い新入社員は
聞く耳を持たないかもしれないよね。
同じことを、さらっと言われただけだったら、
私はこの言葉の重要性に気付けなかったでしょう。
胃潰瘍になるくらいの恐怖があったから
仕事でミスは許されないと分かったし、
それでもミスを恐れてチャレンジしなくなることは
成長できないことになるんだ、、と
すっごく重要なことを学ばせてもらったんです。
そしてもうひとつ、、
「最高のアドバイスは、、、
その内容よりもタイミングと演出だ!」
と、学びました。
あれから10年たったけど、
今だに色褪せずに
あの日のことが胸に残っているんです。
そんなことって滅多にないだろうなぁ。
私も自分の後輩には、
タイミングと演出を充分考慮して
アドバイスするように心がけています。
最高の演出を考えるって、
なんか普通にアドバイスするより楽しいです!
私も誰かに、
一生心に残るようなアドバイスが
出来るようになりたいなー!
(((o(*゚▽゚*)o)))