別ブログより 嬉しい報告 | みんな違ってみんないい♪

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双子の一人がPVLによる脳性麻痺と診断され、生後2ヶ月からハビリ(ボイタ法)をしています。母である私は娘へのボイタの効果に感動してPTにまでなっちゃいました。ハビリのこと、かわいい子どもたちとの日常、悩み、ちょっとしたお役立ち情報などを気まぐれに綴ります

2021年11月に書いたブログです。

青字は2023年11月に追記しました。



嬉しい報告をいただいたので、今日はその紹介をさせていただきます。


一つは尖足対策で載せたフットフィットのこと、もう一つはボイタの記事です。


【フットフィット】
いつもブログを読んであたたかい言葉をくださる菜々子さん。

脳性麻痺があり、足の緊張が強く、去年の春から足首と足裏に痛みも出て、立ち仕事がつらくなっており、自分で行うマッサージで楽にはなるものの、今度はがんばった肩に痛みや痺れが出てしまう。
そんな悪循環になってしまっていた中、フットフィットを試されたそうです。

最初は毎日やってみたところ、緊張とアテトーゼがが逆に強く出てしまい、元々痛めていた膝も痛みが強くなり、使用を一度止めてみたそうです。でもそこから、膝の痛みがなくなったタイミングで足の間にクッションを挟み、膝の痛みが出ないようにし、週に1回から再スタート、徐々に頻度を増やしていって2ヶ月、今では毎日できるようになり、想像以上の効果が出ているそうです。

立っているのも不安定だったのですが、足裏が地面にペタッと着いている感覚が出てきて、安定感があるのです。この感覚は初めてかもです。
そして歩行にも安定感が出てきました。尖足改善にはいきませんが、つかまり立ち、つかまり歩き?が減りました!!そして足の痛みもなくなりマッサージをしなくても大丈夫になったことが、肩の痛みしびれの軽減に繋がったので、身体がだいぶ楽になってきました。

とのこと。
すごいですよね!フットフィットの効果もさることながら、自分の身体と向き合いながらいろいろ工夫され、2ヶ月継続して効果を出されたことが素晴らしいなと尊敬します。

そして今回連絡をいただいたことで、このフットフィット、一回の負荷量に加えて頻度も大事で、無理のないように少しずつ行っていくことで効果が発揮できるものなんだなぁと学ばせていただきました。

小さい負荷で、頻度も数日〜1週間おきから始めるというのがいいかもしれないですね。

菜々子さん、素敵な報告とブログへの掲載の許可をありがとうございました星


※菜々子さん、2023年11月にもまたメッセージをくださいました。


「あやさんに相談させていただいた、fifit。あれからずっと使っています。今では両足をぺたっとつけられるようになりました。効果もあり、一昨年には小山に登ることが出来たんです。親身に相談にのってくださって、ほんとうにありがとうございました」


と。


菜々子さん、本当にすごいです👏 

ずっと続けておられて、小山にも登れ、両足もつけられるようになったとは!


とても嬉しいですし、私の方こそ、継続の大事さ、フットフィットの効果を身を持って示してくださったこと、感謝の気持ちでいっぱいです。


本当にありがとうございました。






【ボイタ】
私のボイタ記事を読んで、お子さんにボイタをされた方(メッセージでやりとりしているだけなので、Aさんとさせていただきます)から、効果が出ているとのことでメッセージをいただきました。ご本人の許可をいただいたので、一部抜粋して紹介させていただきます。


「7ヶ月息子、ボイタ開始前の状況としては、
左顔面神経麻痺、右内反足、低緊張で反り返りあり、首すわり不完全、3~4か月の成長レベル。
右向き癖あり、筋性の可動域制限が見られるくらい。日に日に右優位な動作パターンが顕著になり、座位・仰臥位・伏臥位常に右側屈姿勢を取っていました。左へは自力で向けるが稀、左手(あるいは両手)でおもちゃを上手に持つことができませんでした。
出生時CTで左脳幹に小さな石灰化があったので、診断は受けていませんが恐らく左の不全麻痺の印象です。左上下肢、左大胸筋の低形成もあるのでとにかく左が弱いです。
ボイタを始めてからは、正中および左に自ら向く頻度が増えました。だっこ紐の中でキョロキョロ左右に頭を動かしています。
可動域制限はほぼ無くなりました。また首すわりの安定感も少し増しました。
右足が内反足によって背屈が苦手だったのが、左右差ないくらいに上手になりました。
そして一番びっくりだったのが、顔面神経麻痺のせいで閉口ができず、新生児用の哺乳瓶で親がほっぺを抑えないとないとミルクすら飲めなかったのが、今日ストローで麦茶を吸えたのです。同じ病気の他の子ではあり得ません。

親の主観や自然の成長の影響も大きいかもしれません。ですが向き癖に関してはひどくなっていたのが改善したという意味でボイタの効果で間違いないと思います。本当に驚きです。
また、私が出産後から悲観的で落ち込む日々だったのが、子供のために何かをしてあげられているという状況で自己効力感を感じられ、落ち込むことが減った気がします!


とのこと。メッセージを読んだ時、感動で震えました。

強くなっていた向きぐせが改善し、首すわりが安定、右足の内反足も改善、そして同じ疾患の子ではあり得ない口を閉じてストローで吸うことまでできるようになったと。

ボイタの、特にまだ小さい子への劇的な効果は確信しているので「ボイタなら大いにありうること」とも思うんですが、私の拙いブログを読み、お母さん自身で実行されただけでこんなにすごい効果が出るなんて✨

Aさんはボイタに関してはこのブログで初めて知り行ってみたとのことですが、医療職ということもあり、身体に関する知識も経験も豊富で、より効果も出やすかったのだと思います。

Aさんの腕と意志と継続力、そしてお子さんへの深い愛情があってこそと、これまた尊敬もひとしおですが、こうして教わった手技を載せることで、ボイタをしたくてもできないでいるお子さんやお母さんの力になれるのだと知れて、とても嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいになりました。


「子供のために何かをしてあげられているという状況で自己効力感を感じられ、落ち込むことが減った」というのがまた嬉しいです!私もボイタと出会って同じことを思っていました。なにせ、PVLが発覚した当初、「脳の損傷は大きくて程度の重い麻痺は確実に出るけれど、今できることはない」って言われたことに打ちのめされていたので。

子どものためにできることがある、よくしてあげれている実感があるって、すごく嬉しいことですよね。


Aさん、素敵な報告とブログへの掲載の許可をありがとうございました星




こういうお話を聞かせていただくと、ブログをしていて本当によかったなぁって、幸せな気持ちになります。




余談ですが、ずーっと欲しかった本、やっとゲットしました!

ジャジャーン!

絶版で、法外な金額でしか売っていなかったボイタの本、中古ですがほぼ定価で買えて嬉しくて仕方ありません音符 

じっくり読み込み、必要に応じて手技ブログの追記や修正も行っていきたいと思いますダルマ



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