ドラキュラ | ほぼほぼ 映画依存症

ほぼほぼ 映画依存症

映画のあらすじや感想を、個人的見解から評価。
男前俳優 or マッチョ俳優が出演している場合のみ、
ちょっと甘めの評価になるのが、
たまに傷かな。

★★★★★
公開:1992年
制作:アメリカ
監督:フランシス・フォード・コッポラ
出演:ゲイリー・オールドマン、ウィノナ・ライダー、アンソニー・ホプキンス、キアヌ・リーヴス、他
原題:BRAM STOKER'S DRACULA



あらすじ:
ルーマニアの城主ドラキュラ伯爵は、愛する妻と暮らしていた。戦に行った伯爵だったが、帰ってくると妻は自殺していた。敵が書いた「伯爵は死んだ」という嘘の手紙を読み、悲観に暮れた妻は川に身を投げたのである。絶望した伯爵は、神を呪い吸血鬼と化した。
それから400年。弁護士の男は伯爵の城へ向かう。弁護士の婚約者の写真を見た伯爵は、亡き妻と瓜二つの姿に愕然とした。そして、伯爵の正体を知った弁護士を城に監禁し、その間に妻と瓜二つの女性に会いにロンドンへ行く。

感想:
ドラキュラ伯爵の愛と絶望を描いた、ホラーラブストーリー。

ドラキュラをただの化け物として描くのではなく、
「愛する妻」を失ったことで、吸血鬼になり、
亡き妻と瓜二つの女性を手に入れるために、奔走するといったような、
ドラキュラの「愛」を中心に描かれている。

ドラキュラ伯爵、弁護士、亡き妻と瓜二つの女性、ドラキュラを倒そうとする学者、
と、主要な登場人物は多いが、
各々キャラクター設定がしっかりしており、
それぞれの意図や意志が明確に描かれている。
その上、スリリングな展開や恋愛の甘い要素も入っており、
ホラーながらも万人受けする作品に仕上がっている。

画面全体が薄暗い中、スポットが当たるかのように浮き上がる姿や、
派手過ぎないが個性のある衣装、
ヨーロッパの城や街並みも素晴らしく、
中世時代をモチーフにした作品が好きな人にとっては、
かなりの当たり作だろう。

私もこの作品は大好きで、何回か観ているよ。
若くて美しいウィノナ・ライダーやキアヌ・リーヴス、
今と変わらないアンソニー・ホプキンス、
キレ芸と苦悩する姿が素晴らしいゲイリー・オールドマン、
など出演者もイイんだよね。
$ほぼほぼ 映画依存症-dracula02


ゲイリー・オールドマンが老人の特殊メイクをしているが、
その姿が最近のゲイリー・オールドマンにかなり近くて、
驚いてしまったよ。
$ほぼほぼ 映画依存症-dracula03

でも、最近は「バットマン」シリーズで「普通の良い人」役っていうのが
いまいち好きになれない・・・。
「キレる人」「苦悩する人」「悪い人」のイメージが強すぎて、
「バットマン」でもいつ裏切るかドキドキしてしまったっていう。