テイルズオブベルセリア クリア感想 | とあるゲーム中毒者のゲーム日記

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ベルセリアをクリアしたので、1日発売のウィッチャー3GOTYを購入しました。

本編はクリア済みでしたが、DLCをやっていなかったのでちょうどいいと思い。

ウィッチャー3は中古でもまだ高いゲームですし、追加コンテンツ入りでこの価格はお得です。

 

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そしてベルセリアの方ですが、前作ゼスティリアと違って、PS4の日本のRPGならとりあえずこれをやっておけ、と言える良作でした。

ストーリー、戦闘はもちろんですが、パーティメンバー、サブキャラ、敵いずれも魅力のあるキャラが多かったと思います。

主人公や仲間に「業魔」という、人間が変異した怪物がいたり、主人公の目的が復讐だったりと、王道的なヒーローではなくダークヒーロー的な雰囲気となっています。

主人公ベルベットは、弟を殺した義兄アルトリウスに復讐するために旅に出ます。

その途中で弟に似ている聖隷ライフィセットや、変わり者の業魔ロクロウ、海賊のアイゼンなどと出会い、利害の一致から協力しているうちに色々なことに巻き込まれます。

ベルベットは目的のためなら手段を選ばず、復讐に向かって突っ走るので人によってはただの悪人じゃないかと思うかもしれません。

仲間もそれに負けず劣らずの曲者ぞろいですが。

 

ベルセリアの世界では、人間が「聖隷」を使役して悪さをする業魔を討伐しています。

ライフィセットも、人間に使われる聖隷で自分の意思を持っていませんでしたが、ベルベットに成り行きで拉致され、旅する中で自我が芽生えていきます。

最初の頃は可愛らしいマスコット的な少年、というイメージのライフィセットですが、ベルベットや仲間になった大人の男たちの影響を受けて、どんどん強い男に成長していきます。

ベルセリアの見どころの一つとして、ライフィセットの成長物語と言う面もありますね。

ストーリーが進んで、ベルベットが絶望の底に叩き落されますが、そこでライフィセットが手を差し伸べて救うシーンが素晴らしい。あの時はもうライフィセットは一人前の“漢”でしたね。

 

ベルベットに大事な刀を取り戻す手伝いをしてもらい、恩返しをすると言ってついてきた業魔の剣士・ロクロウ。

業魔になると人間の時の感情はなくなるらしく、ロクロウも敵を斬ることだけを目的に生きているようです。

戦闘狂みたいな設定に見えますが、パーティメンバーでは程よくシリアスで程よく軽いノリを見せてくれて、本当に人間の感情がないのか?と疑いたくなる、気のいいあんちゃんです。

敵側に兄のシグレという剣士がいて、人間の頃にできなかった「シグレに勝つ」というのがロクロウの大きな目標となっています。

シグレに勝つためにクロガネという業魔の鍛冶師を仲間に加えたりもするのですが、ロクロウ、シグレ、クロガネいずれも剣に関して熱い男たちでした。

 

パーティメンバーで一番よくわからないキャラ、マギルゥ。

ストーリー終盤やサブイベでようやく何があったのかわかりますが、複雑な事情があっても最後まで道化を演じている感じ。

普段はふざけてベルベットを苛立たせたり、嘘交じりの適当な会話をばら撒いたり、自分が助かるためにベルベットたちの情報を敵に売り渡したりと、仲間のプレイヤーも「ろくでもない奴だな」と思う事間違いなしです。

しかし、マギルゥは実は敵側の重要人物と因縁があったり、とある大事な局面で体を張ったりと結構重要な働きをします。


プレイ前から前作との繋がりが知られていた、海賊の聖隷アイゼン。

船長のアイフリードを探すために、ベルベットと協力して旅をすることになります。

アイゼンやその仲間の海賊は、自分の「流儀」を大事にします。

アイゼンは自分の舵は自分で取る、という事を流儀としていて、ライフィセットの生き方にも影響を与えます。

あと聖隷は長生きなので、色々と知識を持っており蘊蓄を語りたがるキャラです。

聖隷は穢れが溜まるとドラゴンになり自我を失ってしまうのですが、アイゼンは前作ゼスティリアの時代にはドラゴン化してしまっています。

ゼスティリアではドラゴンになったアイゼンを殺すことになってしまいますが、一応ベルセリアのサブイベントで「殺すことが救いになることもある」というフォローのようなものが入っていましたね。

 

最後に仲間になるエレノアは、元はベルベットの敵である「退魔士」です。

仇であるアルトリウスが従える兵士たちの一人でしたが、ベルベットたちのスパイをするうちにアルトリウスの思想に疑問を抱き、自分で答えを見つけたいと考えるようになります。

パーティメンバーではライフィセットとエレノアが真面目と言うか常識人枠ですが、他の我が強すぎて大体振り回されることになりますね。

ベルベットとは対照的なライバルみたいな感じでしたが、ストーリーが進むと互いに認め合っていい仲間になります。

また、エレノアもまた復讐心を心の奥底に隠していることも後にわかります。

 

以上6人のパーティメンバーに、リザードマンのダイルや、業魔化してしまった女の子モアナ、娘を殺されアルトリウスに利用されたメディサなど、それぞれ普通の人間社会では共存できないような事情を持った仲間たちが登場します。

彼らもみんな、人外でありながらとても人間らしく、愛着のあるキャラクターです。

 

戦闘はアクションRPGとしての面白さがかなり充実した内容でした。

レベルや装備に加えて、ハクスラのようなランダムで付く装備スキルで自分好みの最強装備を目指す・・・みたいなことも楽しめます。

アクションは細かいテクニックもありますが、意識しなくても爽快に戦え、極めればさらに楽しくなるんじゃないかなぁという感じ。

 

前作ゼスティリアを経験して、あるいは評判を聞いてベルセリアをやろうか悩んでいる人は、すぐにでもプレイしていいんじゃないでしょうか。

ちなみにゼスティリアの過去話なので繋がりはありますが、ベルセリアだけでもきれいに完結しているので、ベルセリアだけプレイしても大丈夫です。

 

テイルズ オブ ベルセリア - PS4

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テイルズ オブ ベルセリア - PS3

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