人生にはモテ期とやらが三度来るらしいですね。
三度も来たら日本の既婚率はもっと高いんじゃないですかね。

森山未來主演の映画「モテキ」観ました。
当時モテ期なる言葉を知らなかった私は茂木(もてぎ)さんの話かえと勘違いしてました。


今日はモテキの話ではないので画像載せませんが、映画のポスターが女神輿です。

製作陣だか映画解説者だか、誰だか忘れましたが女神輿について熱く語ってましたね。
凄くどうでもいいし、むしろなんか下品だなと感じました。
人間興味のないことにはとことん無関心になれるもんなんですね。

そんなことより、モテ期って本当にあるんですかね。
私のような二次元大好きオタクでも、そりゃ生きてれば真っ当な恋愛をしたこともあるにはあるのですが、例えば一人の異性とお付き合いしただけのことをモテ期とは言わないでしょう?

私はモテ期とは男女どちらとも異性からアプローチを受けていて尚且つ複数人から、と勝手に定義付けています。
自分から必死にアプローチして恋人を作るって、モテてるとは言わないじゃないですか。


来いよモテ期‼︎

まぁ来たところでどうすんのよあんたって話ですが。

男って馬鹿な生き物でして、クラブとかバーで
「お兄さん格好いいね、割とタイプかも」
とか言われちゃうと天津木村です。今日いけそうな気がします。いけませんけど。

ああいうのやめてくれません?(忿怒)

冗談でもタイプと好きかもとか言われると男は勘違いするんです。特にモテないタイプは。

ただでさえ、朝目が覚めて鏡を見て「あれ? 今日の俺松田龍平じゃね? むしろ超えてきてね、俺」みたいになってますからね。ほとんど病気です。

そんな勘違い野郎にですねおべんちゃらを言うとどうなるか、それは惚れます。
惚れてまうやろー! と叫ぶ間も無く好きになってます。
女って怖い!


さて今日は怖い女……ではなく強い女性が登場するこの映画
リリー・ジェームズ、サム・ライリー主演 バー・スティアーズ監督
高慢と偏見とゾンビ

私、ゾンビが好きなんです。漫画でもゲームでもドラマでも、もちろん映画でも。

その中でも当然好きなゾンビと嫌いなゾンビがありまして。

好きゾンビはゾンビと正面きって戦うやつ。スカッとするじゃない。大量のゾンビを倒していくシーンは。

んで嫌いなゾンビはホラーテイスト抜群で、基本的に逃げ続けるやつ。怖い。あんなのみんな殺されちゃうよ〜。

ウォームボディーズは例外で。俺にはあれをゾンビ映画にカテゴライズする度胸はありません。俺は好きだけど。恋愛映画好きだし。

さっ、ともかく今日は高慢と偏見とゾンビでございます。

この映画、正直最初はあんまりパッとしなかったというか、誰も注目していませんでしたね。

そりゃそうだわ。だってパロディじゃん! B級映画の匂いぷんぷんじゃない!

元ネタであるジェーン・オースティン作「高慢と偏見」はあまりにも有名だもの。読んだこと無くても名前くらいは誰もが知ってる世界的な名作。
高慢と偏見は何度も映画化されてるくらいですしね。

今回もひたすらに擦り続けた高慢と偏見の映画かと思いきや「とゾンビ」とかついちゃってますからね。

よっぽどB級映画好きでない限り、サメとゾンビは避けなさいというのはもう常識になってきましたね。
俺もB級映画好きではないのでサメを避けてます。
というか、出来ることならゾンビも避けたい。ゾンビ映画ならなんでも良いのではなく、面白いゾンビ映画が観たいのです。

そんなこんなで猛烈なB級映画臭に視聴を避けていたのですが、公開から日が経つにつれ、何故か周囲から映画を絶賛する声がちらほらと……。

ぼ、僕は騙されないぞ! 
お前らに死霊の盆踊りを見せられた時は○してやろうかと思ったんだからな!

観た人の大半が絶賛する中、頑なに観ようとはしなかったのですが、去年の秋頃でしょうか。
Amazon primeであまりに観るものがなかった俺は、遂に根負けして視聴しました。


……なんだよ。すげー面白いじゃん。


いや、よく出来てますよ本当。冗談抜きで。
ストーリーベースは高慢と偏見まんまなんですね。あれでよくあそこまでゾンビ絡めたよ。

キャストもいいですね。B級映画なんて大体美人"設定"で、そこまでじゃない役者さんだったりするんですが、主人公含め姉妹はみんな美人ですし。

というか男性陣も含めて有名な役者さんばっかりやないの! 半分は知ってる人!

それだけじゃなく、劇中の舞台や衣装もちゃんと19世紀のイギリス貴族再現しているし、お金も掛かってる。

これは僕の持論ですがね、どんな良い映画も衣装が安っぽかったら残念に見えてしまいます。

この映画はキャストも衣装も申し分ないですね!
綺麗!

なんか調べたら、元々主役はナタリー・ポートマンがやる予定だったみたいですね。
ナタリー・ポートマン
観たかったなぁ。ナタリーポートマンで。

どうも予算の都合らしいのですが、あの豪華な衣装の予算ケチったら出れてたのかしら。
でも安っぽい衣装のナタリーは見たくないしなぁ……。

でもリリー・ジェームズも好きな女優さんなので決して文句を言ってる訳ではございません。

シンデレラはまだ観てないのですが、好きなイギリスのドラマにダウントン・アビーというのがございまして。
ダウントンアビー

このドラマに出てるリリーの役が可愛い!
ダウントン・アビー  ローズ・マクレア(リリー・ジェームズ)

ダウントンアビーだと自由奔放な恋多き令嬢として演じられてますが、この映画だと……
強そう。

強そうというか強いです。ゾンビをバッサバッサ。アクションが華麗な映画は観ていて気持ちいい。

ここまで書いておいて気がつきましたが、簡単なストーリーを書いてませんでした。

ストーリー
高慢と偏見にゾンビ要素を加えたもの。以上

これ以上分かりやすく簡潔には出来そうもありません(笑)
見所なども紹介しません! そういうブログです。


さてさてこの映画の話、基本的に高慢と偏見が恋に落ちるというものですが
高慢ことフィッツウィリアム・ダーシー(サム・ライリー)
偏見はリリージェームズが演じているエリザベス・ベネット

物語序盤、主人公含めた5人姉妹はお母様からしきりに結婚(金持ちとの)を勧められるのです。
そこで大金を相続したと噂されるフィッツウィリアムが舞踏会に参加するという話を聞いた母親の命で姉妹達も舞踏会へ。
エリザベスはそこでフィッツウィリアムと知り合うのですが、そのあまりの高慢ちきっぷりに嫌悪感を。それこそ偏見で彼の悪口を言いまくるのです。
しかしそんな中、舞踏会会場にゾンビの大群がっ!
逃げ惑う人々の中でゾンビを殺しまくるフィッツウィリアムとエリザベス! 戦いの中でいつしか二人は互いに気になる存在に……。

とまぁここまではいいのですが、映画の中でお母様が結婚しろ結婚しろと、とにかくうるさいのです。
最強のゾンビハンターになりつつあるエリザベスを見てはため息。そんなに強いと結婚できないぞと言います。
それに対してエリザベスも私より強い人じゃないと嫌と言い出す始末。そんな「私より背が高くないと嫌」みたいな論調で言ってますが、エリザベス超強いっす。

エリザベスより強いゾンビハンターなんてこいつしかいないよ。
スティーブン・セガール 斬撃

セガールがいればそもそもゾンビいなくなりそうですが。

ともかく結婚する気がないエリザベス。
お母様はトチ狂ってヤバめな金持ちの神父とお見合いさせたりとかなり必死です。

それもそのはずで、19世紀のイギリス(原作だと18世紀……いや待てよ。そもそもこの映画が2次創作小説が原作だから、原作の原作?)の貴族の娘というのは基本的に結婚が仕事みたいなもんです。

詳しい説明は省きますが、当時はまだ女性の権利も弱ければ、仕事もありません。貴族の娘というのは基本その家の所有物のようなものであり、結婚それ自体が役目だったりします。

目的は家同士の結びつきを強くしたりだとか、単純に金持ちに嫁がせて家を援助させたりだとか色々あります。
エリザベスの家も貴族ですがあまりお金がある感じではなかったですし、後者が目的だったのかしら。

それに前に書いた通り女性に仕事がありませんから、婚期を逃した女性はそのまま家で穀潰しとして生涯を終えることになります。

ニート最高と俺は喜びますが、当時は世間体が命ですから、一族の中に穀潰しがいるのは不名誉なことでもあります。

金持ちと結婚して裕福な暮らしを娘にさせてあげたいという親心もあるんでしょうね。

でもこの姉妹達は結婚しなくても最強のゾンビハンターとして暮らしていけるでしょう。