いいですね、浜田省吾は。
まさに格好いい男って感じ。

例えブラウン管の中だろうと、プール付きのマンションとか純白のメルセデスだとか最高の女とドンペリニヨンとかさ、憧れますね。

考えが古いとかなんとか言われようと、男は常に格好良くありたい訳ですよ。
顔がどうとかそんな軟派なことではありません。
生き様って奴ですよ。

俺もなりてぇなぁ……漢に(死ぬほど古い)

毎日を軟弱な草食系男子として過ごしている私は自分が恥ずかしい。

存在しない二次元キャラにバブみを感じてオギャってる場合ではないのです。

本当の男ってのはどんな姿でも決まってる。

例えば、雨の日に窓際で昔の女を思い出しながら感傷に浸っている。そんな姿さえ決まってます。

ぶっちゃけ女々しいでしょ? 昔の女を思い出して……なんて。女々しいんだけど男らしいというか。
男の特権って奴でしょ。










いや待てい!




女々しい男が男なものか。
本当の男というのは、タフでマッチョでを振り回しているもんだ!

そんな男、この世界に……いや宇宙に一人しかいない!
さぁ、一緒に叫ぼうその名前を!




Oh! マチェーテ! マチェーテ! マチェーテ! マチェーテ!

ということで本日はこちら。
 
ダニー・トレホ主演 ロバート・ロドリゲス監督
マチェーテ

いやーいいっすね。俺が知る中でトップクラスのお馬鹿映画。
ダニートレホが殺して殺して殺しまくる。中身なんかいらないんだぜベイビー。

中身ないというと語弊があるんですけどね。一応アメリカの社会問題である不法移民の話を主題にしている社会派な映画なんですよ。

そんなメインテーマがどうでもよくなる を忘れてしまうくらい、もう無茶苦茶。

ストーリーなんか書きません。書くだけ無粋。観たことない人は観てください。
観た人は思い出し笑いをしてください。

私は基本的にグロとスプラッタが苦手なんで、人が死ぬ映画観たくないんですが、そんな次元ではありませんでした。

冒頭、メキシコの捜査官マチェーテは誘拐犯のアジトへ相棒と共にパトカーで突撃するシーンがあるのですが、パトカーは銃でめちゃくちゃに撃たれるんですよ。
運転していたダニートレホ演じるマチェーテは無傷でしたが、横を向くと助手席の相棒は血まみれで息絶えています。
それを見て一言

「悪かったな」

もうひっどい!(笑) あんたが突っ込んだのに!

このシーンを観た瞬間、「この映画は面白い」と確信しました。

ダニートレホの怪演技はもちろん注目すべき点ですが、この映画はまだまだ盛りだくさん!

メインキャストに……
スティーブン・セガール

ロバート・デ・ニーロ

などなど大物ハリウッドスターを起用しまくってます。(あんたゴッドファーザーになんて役やらせてんのよ……)

ダニートレホにロバートデニーロにスティーブンセガール。本物の男達大集合ですね。というかヤバイ系。

特に悪役のスティーブセガール! 怖い(笑)

昔から散々セガール映画(二文字シリーズとか沈黙シリーズ)観てきたから、悪役だけど勝てる気がしない。
まぁダニートレホもかなり悪人面だし、こっちも勝てる気がしません。(だからこそ、ブレイキンバッドにダニートレホがゲスト出演した際に、あっさり殺されたのが残念)

とまぁここまで強い男の話ばっかりでしたが、今の時代は男女平等の時代。
マチズモばっかじゃ批判の嵐でっせ!

マチェーテのキャストの話ならこの方は外せません!
ミシェル・ロドリゲス(吹き替え:朴璐美)

あれ? まぁいいや……。

ともかく、ミシェルロドリゲスですよ! ハリウッドきっての強い女の代表格、ミシェルロドリゲス。
この人がいたから、この映画がただの凶悪顔面映画で終わらなかったと言っても過言じゃないです。

そりゃあね、B級エログロナンセンス映画ですからね、無駄にお色気シーンありますよ。
マチェーテのマチェーテがマチェーテしまくりですし、お色気要員の女優さんもいますわ。

でもそういうことじゃねぇ! 
どの映画観ても戦いまくってるミシェルが、この映画でも銃ぶっ放してるってことに意味があるんです。

ちなみに別映画では宇宙人も粉砕してるミシェル

男女平等どころか、明らかに男より強そうなミシェル。んでもって美人。あと吹き替えが大抵朴璐美さん!

私はこの記事を書く直前まで草食系男子を卒業したいなぁと思っておりましたが、ミシェルの存在を思い出し変わりました。

この多様性の時代、別に男が男らしくいる必要ないじゃない! 
吹き替えの声が朴璐美さんになるような強い女性に守ってもらえばいいじゃない!

男の本懐、ここにあり。