考えて考えて考えまくる旅 | 稲垣文子の 『 咲くやこの花 』

考えて考えて考えまくる旅


折に触れて、キリシタンの聖地巡礼行をしています。

これまで長崎市内、五島、外海、平戸、津和野を巡りました。
今回は、雲仙・島原・天草です。



■雲仙地獄

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ぐつぐつと音をたてて湧く熱湯を使ったさまざまな拷問によって、信仰を棄てることを迫られました。



■有明の海

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この海には、3兄弟が沈められました。
内堀バルタザル、アントニオ、イグナチオ。
キリシタンは家畜以下だから、指は2本あればじゅうぶん、と6本の指を切り落とされた挙句のことです。
末のイグナチオは、5歳。
説明文を読んで、もうほんとうに胸が締め付けられました。





■原城跡から望む有明海にのぼる月

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原城は、天草四郎時貞率いる3万人余の農民たちが立て籠もった城。
幕府軍は兵糧攻めの末に、12万余もの大軍でここを攻撃。
オランダの手も借りて、海からもバンバン砲撃したそうです。
総攻撃は夕方に始まって夜を徹して行われたといいますから、こんな月夜の海上に船が並び、轟音が止むことなく響き渡っていたのかもしれません。
結果、女子どもを含む2万人が殉教しました。





みんなどうしてそんなに心を、自分を、強くもてるのだろう。

長いものには巻かれるし、大樹があれば寄ってしまう弱くてずるい私は、それが知りたいのです。

今回の旅で、なにか見えるかな。



明日は、車とともにフェリーに乗船。
天草に渡ります。