不定期連載「がん告知は突然に」。
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「自覚もないのに、急にがんだと言われた」
そんな思いもあったのですが、
よくよく考えると、不調の兆しは出ていたんです。
今思うと、前の冬、私の体は、
中国医学でいうところの「血虚」という状態でした。
血虚というのは、貧血ではなく、血液の量が少ないということ。
結婚して生活が変わったことで
知らず知らずストレスがかかり、
胃が弱って栄養の吸収が悪くなっていたり、
家で仕事をするようになって、
自転車通勤をしなくなり、
動くことが少なくなって、
筋肉が減って体が冷えたり、
といったことが重なっていたようで、
前の冬は、以前はなかった爪のもろさ、
指先のひび割れ、かかとのがさつき、肌の乾燥、
さらにちょっと物覚えが悪くなっていたり、
生理の周期が乱れていたり、
ということまであったんですね。
でもそれを、「加齢のせいだから、仕方ない」
と片付けていたんです。
でもそれはすべて、
「血が足りなくて、隅々まで栄養を回せていなかった」
ということだったのだと思うのです。
さらに考えてみれば、栄養を回せない体に
なりつつあったので、
「これからはもう使わない臓器」に
免疫細胞が行きわたることができず、
がん細胞が腫瘍化したのかもしれません。
(私の場合の推測なのですが(笑))
ただ自分でも、「血の巡りの悪さ」は自覚していて、
漢方薬局をされている堀江昭佳さんの
『血流がすべて解決する』を読んで、
鉄剤を飲んだり、レバーを食べたり、
鶏肉を食べるようにしていたのですが・・・
間に合わなかったようですf^^;
けれど、がんになり、抗がん剤治療をするにあたり、
体力の底上げとして、
・人参ジュースを毎朝飲む
・漢方薬を飲む(十全大補湯→補中益気湯)
・ビタミンB、C剤を飲む
ということをしたのですが・・・。
副作用として、爪がもろくなる、
というのもあるはずだったのですが、
爪がものすごく固くなったのですよ!
調べてみると、
ビタミンA(人参)、ビタミンB(ビタミン剤)が
爪にいいそうで、
さらに飲んでいた漢方薬が
「気・血」を補ってくれる作用があるものなので、
造血作用や体の巡りを良くしてくれたのでしょう。
抗がん剤治療をしていても
気持ちを明るく保っていられ、
体の調子がいいのも、
気・血が充実しているからのようにも思えます。
私は、粛々と「加齢」を受け入れている
つもりだったのですが、
補えば、体は弱っていかないのです。
それに気づかず、
体に足りないところを補うのを、
こうなるまで気づいていなかっただけなんですね(>_<)
私と同じような自覚症状がある方は、
ぜひ、血虚について調べて、
できることをしてみられてくださいね。
まだまだ、間に合います。
さらに爪や髪は、「血の余り」といって、
血が足りないと元気がなくなります。
そして血を貯めるのは「肝」ですので、
肝を弱らすと、血の量も減ってしまうのです。
「お酒を飲まないから大丈夫」ではなく、
肝は、我慢が多かったり、目を使いすぎたり、
睡眠時間が少ないと弱ってしまいます。
ですから、
・我慢を減らし、発散する
・パソコンやスマホを使い過ぎない
・夜は11時を目安に寝る
ということも効くようですよ!
私は、痛みやだるさといった自覚症状は
全然なかったのですが、
体は確かにサインを送ってくれていました。
「いつもでないこと」が起こっていたら、
「トシのせいだからしょうがない」とほおっておかず、
中医学なども調べて、体のケアをしてみてください。
誰の体でもない、自分の体です。
私のように、大ごと(笑)になる前に・・・
いい状態をいつもキープしましょう!^^