あやですニコニコ

このブログでは、

韓国語を大人になってから学びはじめた

日本語が母語の学習者

の皆さんに

学習のコツをお伝えしています。

 

 

 <前回のつづき>発音が上達しない理由

 

何だ当たり前のこと・・と感じるかもしれません。

でもその当たり前を

”意識できる”人はごく少数なんですヨォ〜!

 

発音が上手くならない赤ちゃん泣き

悩んでいる人に共通していること。

それは

「発音のしくみが分からない」まま

「正しい練習方法が分からない」まま

やみくもに練習しているということ

です。

 

今日は一つ目の

「発音のしくみが分かっていない」

とはどういうことか

について。

「発音のしくみ」
これは

体の器官をどう動かして音を出しているか

ということです。

唇、舌、顎、喉の動き

+肺から出る空気

これらがある条件に揃ったとき

「発音」になっています。

 

例えばカタカナの「ム」を発音するとき

まず唇がやや中央に寄り、そのまま

唇が合わさって閉じると同時に

鼻から息が出て

(舌は口内の下顎側についている)

次の瞬間には

唇を開くと同時に口から息がでていく。

スローモーションでいえば

このような流れで「ム」と言っています。

 

今度は「사람(人)」と発音します。

発音し終わった瞬間、

唇はどうなっていますか?

この時に唇が閉じきっていない人は

「サラム」に聞こえる

指摘を受けたことがあるかもしれません。

韓国語のパッチム「ㅁ」と

日本語の「ム」の

発音のしくみが異なること

が分かっていない

ということですね。

 

ここで想像してみてほしいのですが

自転車

自転車に乗る練習をするときに

どうやって乗るのか

何の知識もないまま

ただやみくもに「乗ろうと」しても

うまくいくはずがありません。

 

どこに座って

足をどう動かすか

姿勢はどうか

目線はどうか

漕ぎ始めたら次はどう体を動かすか

それらを

誰かに教えてもらったり

何度も転んではやり直したりして

乗れるようになる。

これって

当たり前のことですよね。

 

発音も同じです。

唇は開くのか閉じるのか

舌先はどこにつくのか

顎をどう動かすのか

唇を丸めるのか大きく開くのか

喉を開くか閉めるか

この仕組みを知らなければ

いつまで経っても

韓国語の発音はできないままなんです。

それって実は

普段言い慣れている

日本語の発音で代用しているだけの状態

なんです

 

「パッチムのㄴ」はこうやって発音する

とか

「濃音のㄲ」はこうやって発音する

と、分かっている状態

発音のしくみが分かっている状態

になること

 

これが、

発音上達への第一歩

なのです飛び出すハート

 

【韓国語の発音】上達への道(3)つづきますキメてる