【金曜日の仕事コーデ】

 

【土曜日の仕事コーデ&コンサート伴奏コーデ】

 

土曜の昨日は、

 

『若い才能による子供のコンサート』に伴奏者として出演してきました。

 

11時からのコンサートで、

 

会場は劇場のすぐ横に建つ室内楽専用サロン。

 

会場リハは10時45分からの一番最後にしてもらい、

 

10時半まではバレエの仕事をしてから向かいました。

 

朝から休暇届を出してバレエを休ませてもらってもよかったのだけれど、

 

そうすると家でひたすら練習して煮詰まりそうだし、

 

例え30分でもバレエクラス弾いて役に立ちたいし、

 

バレエのみんなとも会ってリラックスしたいし。

 

なので、

 

10時半からの休暇届けを出しました。

 

 

 

10時半になってバレエの仕事を終え、

 

日本人バレリーナのかなちゃんに、

 

ー 口紅落ちてない?

 

「だいじょうぶです!」

 

ー 鼻くそ付いてない?

 

「だいじょうぶです!」

 

と確認してもらってから劇場を出ました。

 

 

私が伴奏したのは、

 

先日ブログでも触れた、たった1小節で才能を感じたという13歳のヴァイオリンの女の子。

 

とってもよく弾いてくれました。

 

曲がヴァイオリンの協奏曲ではなく『ヴァイオリンとピアノのための協奏曲』だったのだけれど、

 

それを考慮しても一緒にアンサンブルをしているという感覚が楽しかったです。

 

ピアノパートは難しかったけどね。

 

 

 

サロンではあるものの発表会ではなくコンサートだっただけに、

 

どの子もちゃんとよそ行きの服やドレスを着て、

 

髪の毛もリボンやカチューシャを付けたりおめかしをして、

 

ドイツでのTPOに合わせた(特に人前に立つという場においての)服装にウルさい私は大満足でした。

 

これも全て、親。

 

ほんと親。

 

 

演奏においても、

 

本当にどの子も努力と才能と、

 

親御さんの協力・支援・情熱が見て取れました。

 

 

 

私の伴奏者としてのポリシーで、

 

『どんな小さな子どもの伴奏でも絶対に手を抜かない』

 

というのがあります。

 

子どもが相手とか、大人が相手とか、プロが相手とか、

 

相手によって自分の伴奏の質を絶対変えちゃいけないんです。

 

伴奏譜の難易度やアンサンブルの難易度は当然違ったりするけれど、

 

手を抜くとか本気でやるとか、

 

それは絶対やっちゃいけないことなんです。

 

相手があることなので、

 

演奏後の手ごたえなどはもちろん変わってはきます。

 

でも、

 

子どもだからと舐めてかかる、

 

プロかアマかで相手を見て質を変えるなど、

 

それは結局最後には全部自分に返ってきます。

 

 

 

夜にヴァイオリンの子のお母さまからエクスフラメーションマーク付きのお礼のメールをいただきました。

 

『あなたのプロ意識には間違いなく感銘を受けています!

 

私も若い頃、こんな伴奏者がいることを夢見ていたでしょう!』

 

 

何も語らずともピアノに向かう姿勢でちゃんと伝わっていたのだなぁと、

 

嬉しく思いました。