そしてその背を見送る

2024年度の大学受験も、
終わりが見える時期になりました。

大学受験。
誰かは合格、誰かは不合格。
必ず結果が出る世界です。
受験した全員が諸手を挙げることのない戦いです。

念願叶った人、
憧れに手が届かなかった人。
喜びに涙浮かべる人、
悔しさに歯を食い縛る人。

十人十色、悲喜こもごもでしょう。

想いは様々でも、
まずは、
頑張った自分を褒めてあげてください。

そして、この受験生活。
良い経験に出来るかどうかはあなた次第です。
大学受験の“結果”に焦点を当ててしまうと、
合否だけで自分の価値を判断してしまいがちです。

でも、

自分の積み重ねた日々を思い返して、
良かったなと噛み締めてこれからも進んでいくも良し。
結果は出なかったとしても、
やり切ったことを自信に新たな挑戦をするも良し。
この先、
大学受験を通しての経験を活かせたら、
ぜひ“○”を自分に付けてあげてください。

一方で、後悔が残る人。
どうしたら良い受験生活に出来ていただろう。
何でこんな結果になったんだろう。
その後悔をこの先の“○”に繫げるために、
一度振り返って、
そして、これからを見ましょう。

まだまだ人生という道は続いていきます。
これからは合否や○×では留まらない難関もきっと待っています。

大学受験が一人ひとりの、
何かしらの糧となったことを、
教育の一端に携わる者として願っています。

そして、
私から見送る言葉は、


「いってらっしゃい」