導入

子どもの頃はギッタンバッタン、今は…


大人の恋愛って、まるでシーソーみたい。

子どもの頃は思いきり飛び乗って、ギッタンバッタンしてた。友達と勢いよく上下して、キャーキャー騒いで、転んでも笑ってた。


でも、今は⸻

「傷つけたくない」「崩したくない」
その思いが、慎重に一歩ずつ…
端から端へ、そっと足を進める。


いつから、こんなに慎重になったんだろう。





  本題

真ん中で出会いたいから



進みすぎればバランスを崩す。
怖がって動かなければ、景色は変わらない。
それでも、誰かと「真ん中」で出会いたい⸻
その一心で、どちらも少しずつ歩み寄る。


「近づきすぎたかな?」と不安になって立ち止まる。
「今なら大丈夫かも」と、また一歩。


互いの気配と重みを感じながら、
まるで音も立てず、空気だけがギシギシと揺れる。






なぜ大人になると「シーソー恋愛」になるのか

  • 失敗のコストが重くなった
職場関係、友人関係への影響を考えると、軽はずみに動けない。「もしうまくいかなかったら…」という想像が先走る。


  • 「傷つける/傷つけられる」経験の蓄積
過去の恋愛で学んだ痛みが、今度は慎重さに変わった。相手を大切に思うからこそ、雑に扱いたくない。


  • 「もう若くない」という焦りと慎重さの矛盾
時間がないような気がするのに、でも失敗したくない。この複雑な感情が、シーソーのような揺れを生む。


  • SNS時代の「見られている感覚」
誰かが見ているかもしれない、という意識が無意識に行動を縛っている。






 シーソー恋愛の4タイプ診断

あなたはどのタイプ?

1. ウルトラ慎重派
石橋を叩いて渡るどころか、橋の材質まで調べるタイプ。LINEを送る前に下書きを何度も見直し、相手の過去の発言まで振り返る。

2. タイミング待ち派
「今じゃない」が口癖。相手の様子を見すぎて、気づいたら半年経ってるタイプ。完璧なタイミングを待ち続けている。

3. 一歩進んで様子見派
小さなアクションで相手の反応を測るタイプ。「お疲れ様」スタンプひとつにも深い意味を込める。相手の反応次第で次の手を考える。

4. 内心グラグラ派
表面は冷静、内心は大騒ぎタイプ。一人の時間に妄想会議が開催され、相手の行動一つ一つを分析する。





  エピソード

舞い上がったり、落ち込んだり


【天国への一歩】
少し前に話した何気ない会話の内容を覚えてくれていた時。
「え、そんなこと覚えてたの?!」
内心で「これって脈あり??」会議が緊急招集。その日一日、ニヤニヤが止まらない。

体調が悪いのを察して、気にかけてくれた時。
「体調大丈夫?無理しないでね」
「あ、この人私のこと見てくれてる」と心がポカポカする。

【地獄への転落】
でも、他の異性と談笑している姿を見た瞬間。
「あ、普通に他の人ともあんな風に話すんだ…」
「私だけが特別じゃなかった」という勝手な落ち込み。

「でも待って、この人誰にでも優しいよね…?」
「同僚が風邪ひいた時も同じこと言ってたような…」
せっかくの優しさも、「ただの良い人」に見えてしまう。



この感情の振り幅の激しさ。まさにシーソーの揺れそのもの。






シーソー恋愛「あるある」チェックリスト


【LINEの駆け引き編】
- 既読スルーの時間を計算してしまう
- 「お疲れ様」スタンプを送るかどうかで30分悩む  
- 相手の返信速度に合わせて自分も調整
- 「今度」という言葉の重みを異常に感じる

【リアル会話編】
- 二人きりになった瞬間の空気の変化を敏感に察知
- 「今日楽しかった」が言えずに「また今度」で逃げる
- 相手の何気ない言葉を家で反芻
- 偶然の遭遇に運命を感じがち

【内心ドラマ編】
- 一人の時間に妄想会議が開催される
- 相手の行動一つ一つに深読みしすぎる
- 「脈あり/なし診断」を勝手にやっている
- 友達に相談したいけど、まだ早い気がして黙ってる

【「私だけ?」な瞬間】
- 相手が他の人と話してるのを見て勝手に凹む
- 相手の好みを密かにリサーチしてしまう
- デートという言葉を使うタイミングがわからない
- 「友達として」って言葉にいちいち反応してしまう

3個以上当てはまったあなたは、立派なシーソー恋愛人です。





シーソー恋愛は「優しさ」の証拠


「真ん中」以外にも色んなパターンがある。

片方が降りる時もある。温度差に気づいて、そっと身を引く。
バランス崩壊もある。どちらかが急に積極的になって、相手が戸惑う。
膠着状態で時間だけが過ぎることもある。
第三者の一言で状況が一変することもある。


でも、それでいい。

世の中には、勢いで一気に飛び込める恋もある。
けれど、"シーソー恋愛"の人たちは慎重で、不器用で、でもどこまでも誠実。


その歩みの遅さも、ぎこちなさも、実は「相手を大事に思っている証」。


「この優しさって私だけ?」って悩める人は:
- 相手のことをちゃんと観察している
- 一人よがりじゃなくて、相手の立場も考えている  
- 都合よく解釈しすぎない冷静さもある

つまり、思慮深くて誠実なんです。






  結び

あなたたちだけの優しいリズム




"真ん中"に並んだとき、2人だけの特別な景色が広がる。

もしあなたも、誰かと慎重に距離を縮めている最中なら——
大丈夫。
そのペースこそ、あなたたちだけの優しさでできたリズムだから。

シーソー恋愛をしている皆さん、あなたたちの慎重さは優しさです。
その繊細な心こそが、きっと素敵な恋愛を育んでいく。

あなたは一人じゃない。
同じようにシーソーで揺れている人が、きっとたくさんいる。