インスタでも目にする

「会陰切開」

 

切開しないように

予防している方も

多いと思います。

 

その会陰切開について

「会陰切開はおせっかい」

と書いてある

本がありました。

 

そこに書いてあったのが

以下の内容です。



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会陰切開はおせっかい。

切らなくてよいものを切って

余計に裂傷を広げています。

 

WHOからも

会陰切開はすべての人に行う

ルーチンとしての必要はないと

ガイドラインで出されており

 

アメリカ産婦人科学会は

「会陰切開は監修的に行うべきではない」

としています。

 

 

 

会陰切開は産後の母体の回復を遅らせ

肛門括約筋の裂傷につながり

会陰切開をすることで

便失禁を起こす危険や

産後の性交痛に影響するリスクがある。

 

帰ってその傷が裂けていき

不要に膣の中まで切れてしまったり

産後の過ごし方にも

雲泥の差が出ることもある。

 

 

 

しかし

未だに日本で初産婦さんの

8〜9割の方が切開を受けているという

非常に残念な現実があります。

 

これは一時期

ハサミでキレイに

切開しないと会陰が裂けると

産婦人科医学の本に書かれていたため

いまだにそういった認識が

一般に浸透していること

そして現状、切開率が高い

(周りがみんな切開している)

ことなどが原因だと思います。

 

 

 

お産のときに

会陰がギザギザになるというのは

出産時仰向けで寝かせているからであって

産みやすい姿勢で

赤ちゃんの頭の進行に合わせて

上手に会陰を保護して貰えば

ギザギザになることはありません。

 

切開部分を入れることで

かえって皮膚が裂けて

傷が大きくなっていくこともあります。

 

(ナチュラルなお産 著:大葉ナナコ)

 

 

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また、同じ著者ですが

別の本ではこんなことが

書いてありました。




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戦後の日本は

助産師の歴史のない

アメリカのGHQの指示に従い

出産の場を家庭から施設へと急速に

移行していきました。

 

それまでフリースタイルが

主流でしたが

施設分娩では

産婦人科医がお産を扱い始めたのに合わせて

分娩台の上で仰向けに寝て生む姿勢が

主流となりました。

 

 

 

そして裂傷しやすくなるのもこの姿勢。

 

そこで、

産婦人科医は考えたわけです。

 

バリバリに裂けちゃうよりは

一直線に切っておくほうが

縫いやすいしきれい。

 

最初から切っておくほうが効率的。

 

だから膣の入り口に

ハサミで切り目を入れる。

 

これが会陰切開の始まりです。

 

ところでこの会陰切開

慣例的に行うことは正当ではないと

WHOはヨーロッパ地域と

アメリカ地域に勧告しています。

 

(えらぶお産 著:大葉ナナコ)

 

 

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2児を産んだ方から聞いたのは

 

「会陰裂傷というのは

お産の過程で

自然に裂けちゃう筋肉だから細く弱い。

だからじつは治りも早い。

だけど会陰切開は太い筋肉も

ハサミで切ってしまうから

治りが遅い。」

というこでした。

 

 

また、

会陰切開をしない場合

お産の時の出血は

格段に少なくなり

赤ちゃんにも血がほとんどつかないそうです。

 

 

個人的には…

 

もちろん、

母体や赤ちゃんの状況や

安全を優先して

切開が必要なら

それを受けることは

大切だと思います。

 

とはいえ、

なるべくそうならないように

会陰マッサージをしたり

バースプランに

「なるべく切開しないでほしい」と

書いたりするのは

ありなんじゃないかなぁと思いました。