GWに少し帰省しようと思っているので、
いつものように
「◯時の電車で最寄り駅に着くけんねー」
と母に電話しました。
すると母
「お父さんが胃癌じゃったんよぉ」
え？
癌というワードがあまりにも強烈過ぎて
びっくりした。
ほんの数秒だったかな。
それに対して何て返したかも覚えてない。
いつも通りの会話をしようと思ってた電話。
いつも通りの会話させてよ。
何の覚悟もないまま、唐突にビンタされた気分。
母「まぁそんな状態じゃけ、いつものように
駅には迎えに行かれんのんよ。
あと、すごい痩せとるけど
まぁ元気じゃけん、心配せんでええけんね。
色んな所も連れてってあげれんけど...」
もうほんと、何を言ってるんだ。
色んな所なんて連れてってもらわなくていい。
とにかく元気って本当？
痩せてるって、ちゃんと食べてるん？
その前に手術で癌は取り切れたの？
余命とかそんな話じゃないよね？
パニックとはこうゆう事だ。
父は、数ヶ月前から胃もたれとか
体調が良くない日が続いてから、
病院に行ってみたら
胃に癌が見つかり、即手術だったとの事。
手術で胃の3分の2を摘出したとの事で。
咄嗟に思ったのは、癌の初期症状はほぼない
と聞いた事があって、
定期的に健診や人間ドックなどを受けてる人は
初期の段階で手術で取り切れると。
すでに体調が良くなくて診察したなら、
結構ステージがいってたんじゃないかと。
母「うーん。まぁ帰った時に話すわぁ」
母は心配させまいといつも何も言わない。
事後報告、もしくは言ってない事も多いと思う。
離れて暮らしているため、
変に心配させたくないという
私を思っての気持ちが大きいからなのだけど、
周りにはあまり理解されない。
私も、そんな母に慣れたような
慣れてないような
理解できない時もある。
とりあえず、来週聞いて来よう。
私は、親や親戚など近しい人の死に
まだ直面した事がない。
そして、何となくその時は来ないような
気がしたりしてて。
親が亡くなるっていう感覚が
どういうものなのか、全く想像もできず。
その時が来たらどうしていいか分からない。
覚悟？
心の準備？
え、いつから？
私とお父さんは
そんなに仲良し親子といった感じではない。
まぁ異性という事もあるのかもしれないけど
テレビなどで
「私たち、仲良し父と娘〜！」みたいな感じで
タレントさんがお父さんと出演したり
するのを見ても、全くピンと来ない。
これやらせ？って思うくらい。
私が小学1年生の時から30歳くらいまで
自営業でずっと定期的な休みなどはなく
朝から晩まで働いていたので、
家族みんなで晩御飯を一緒に食べる事も
旅行に行ったりする事も
もちろん家で父と遊んだりする事も
ほぼほぼなかった幼少期。
私が子供の頃のお父さんに感じていた印象は、
無口で、亭主関白で、気難しくて怖い人
という感じ。
亭主関白という言葉は本当に父そのものだ。
昭和の人って感じ。
両親で営んでいた定食屋さん。
母は父より少し早めに帰って来て、家事をする。
しばらくして父が帰って来ると、
一番にお風呂に入る。
決まって一番風呂は父。
先に入ったら怒られた記憶もある。
理解できなかった。
お風呂から上がってリビングに座ると
トイレか、もう寝るまで席は立たない。
小さな用事からすべて母を呼び、
持って来させる。
私もビールを頼まれたり、片付けをしたりした。
それが我が家の普通だった。
それが私のお父さんだった。
小中学生をそんな感じで過ごして、
思春期になって、地元で就職して退職して
東京に出てきた。
東京に出てくる事は母には相談していたが、
父にはほぼ前日に伝えた。
今思えば親不孝だったかもしれないけど、
親子関係はそんな感じで。
そんなこんなで今に至り、
父はスマホも持っていないので、
連絡するのはいつも母にして。
でも、孫が産まれて帰省した時は喜んでくれて
会話はそんなになくとも、やはりお父さんで。
私も自分が家庭を持ってから、
やっと親の偉大さを
何となくだけど理解できて来たかもしれない。
私が離婚した時も、静かに特に何も言わず。
自営業を辞めてしまってからの数年は、
何となく親子っぽい関係に
なれたような気がしてた。
家族のためにずっと何十年も頑張ってくれてた。
我慢強くて静かなお父さん。
この帰省で、どうか元気な顔が見れますように。
今日も笑顔の1日に。
＞エギもんさん
ありがとうございます♪
お楽しみにです(^^)
＞ぐっさんさん
いつもコメントありがとうございます★
是非ご覧頂けると嬉しいです(^^)
＞MICKYさん
いつもコメントありがとうございます★
そうですね🎵GWはものまねグランプリを是非。
よろしくお願いいたします(^O^)
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大変嬉しいです
よろしくお願いいたします
彩