ミス日本酒準グランプリをいただいたこともあり、大好きな日本酒の文化を広めるアンバサダーとして、唎酒師の資格を生かし、
関わってくださる皆さまが少しでも日本酒について興味や知識が増してくれたら嬉しいなと思い![桜](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/297.png)
![桜](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/297.png)
これからも定期的に日本酒関連の記事も書かせていただこうと思っている今日この頃です(*˘︶˘*)
さて
日本酒をいただいていると、
「酒造好適米」という言葉を聞くことがあると思います![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/145.png)
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/145.png)
今日はそんな酒造好適米(しゅぞうこうてきまい)について書いてみますね
酒造好適米
というのは、一言でいうと、
日本酒醸造に適したお米です。
あきたこまち、コシヒカリなどの食用米とは別物になります。
食用米との違いは、
①大粒である
②心白がある
③タンパク質、脂肪が少ない
④吸水率がよい
⑤外硬内軟性に富む
などなど
いくつかあるのですが
全部説明すると長く難しい話になってしまうかもしれないのである程度割愛させていただきますね
例えばこの心白という 芯のように見える部分
酒造好適米にはこれがある、
というのが最大の特徴になります。
食用米にはこの「心白」がありません。
心白があることで、
麹菌が中心まで入り込みやすいこと、などが
日本酒造りにはとても適しているのです。
※主食として食される一般米も日本酒の原料として用いられることもありますが、
おもに掛米という使い方が多いので、酒造好適米のように麹をつくるための麹米としては使われることは少なくなります
右が、一般米(日本晴)
また、本来 一般米に含まれる、旨みや味わいの元になるタンパク質や脂肪分は、
それが多いとお酒にしたときに雑味になりやすいので、
酒造好適米にはこれが少ないのも特徴です。
なので、酒造好適米は、
ふつうに炊いて食べるにはあまり適さないかもです![うずまき](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/108.png)
![うずまき](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/108.png)
酒造好適米は現在およそ100種類ほど
あり、
おもに兵庫県が代表産地の、酒造好適米の王様といわれる山田錦、
そして新潟県の五百万石が
酒造好適米作付面積の60%近くを占めているそう。
それに次ぎ、
長野県の美山錦、岡山県の雄町、山形県の出羽燦々 と続きます。
そんな酒造好適米、
非常に高価な品種で、
一般米の約2倍ほどの価格になります。
栽培も難しく生産量も確保できないのが理由ですね。
生産量は、全体の米生産量のたった1%しかないそう。
日本酒業界を盛り上げるには、
酒造好適米の栽培農家さんの増加が大切になってくるのですね…!
私たちにできることはないのか
大きな課題なのだと思います
そんな酒造好適米、さまざまありますが、
それぞれに特徴があります
例えば山田錦なら、しっかりとしたボディの味わいになりやすい
とか
美山錦は、硬めのお米なので、キリッとした淡麗な味わいになりやすい
とか
もちろんそれぞれの製造工程で変わるので一概にこうなる、とは言えませんが、
使用しているお米によって
地域の表情も見えてくる気がします![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
ぜひ日本酒をいただく際は、
ボトルのラベルもチェックしてみてくださいね
luv ya!
Aya A. K.