昨日開催された日本アカデミー賞の授賞式で、優秀主演女優賞を受賞された杉咲花さんが振袖姿で登壇されておりました。




なんと吉澤が生前集めていたお振袖の中から選んでいただきお召になっていただいておりました。

きものスタイリストで、着付師着付け講師でもあり吉澤と交流のあった森由香利先生からお声がけいただいたのは2月のことで、ご連絡くださった2日後にはもう東京から京都まで足を運んでくださいました。

美しいものを大切に後世に残したい、沢山の人に美しい着物の魅力を知ってもらいたいと、コツコツと先生が集めてこられたお着物が、日本中の人が注目して観てくださる晴れの大舞台で森先生によってスタイリングして着装していただきお披露目していただける機会がやってくるなんて、思ってもない出来事で、何より師匠がどんなに喜ばしく思っているだろうと考えると心が震えました。

奇しくも合わせていただいた帯は吉澤が「潔くて格好いい」と評していた梅垣織物さんの若松丸紋の帯で、小物は和小物さくらさんのもので合わせてくださっていて、吉澤好みの美しい振袖姿はステージで光を放ってみえ、その姿をいつまでも観ていたい気持ちで愛おしく見入っておりました。

お忙しい中京都のラソワへ来てくださった森先生とは吉澤先生との思い出話や私がこれからしていきたい事などもたくさんお話しをさせていただきました、その後も大変ご丁寧に様々気遣いをくださるご対応や、やり取りする文面から森先生のお人柄やお仕事に対する姿勢などに触れ、最前線で着物を仕事にされている先生の熱量や思考に感じ入ることがたくさんありました。

私の師匠はあちらにいってもなお、こうして学びの機会を運んでくれるのかと清々しく空を仰いでおります。

今回のことは、私にとっても吉澤暁子きもの着付け教室のお教室の皆さんにとっても本当に感動的な出来事となりました。

森先生、本当に本当に本当にありがとうございました。
言葉に乗せ切れない想いを乗せて感謝申し上げます。

感動がおさまらず長々とした文章になりましたがこれが大久保の思いの丈でございます。

以下に森由香利先生のInstagramの投稿のリンクとリポストもさせていただきます。
皆様是非ご一読ください。


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