音の手紙 | *Music For My Real Friends*

音の手紙





思い返せば 数え切れない 
涙も 笑う声も あったろう




向こう岸からの 音の手紙
顔も見えない なにも触れられない
だけど この声が 胸に残る





「今日は何してた?」
それだけで何時間も
僕らの住む この世界に 優しい 光が燈る





ありふれた言葉さえ 今は 違ってみえた
すぎるだけの 時間さえ 止まったよう




*この街で であった あの日から
その声を頼りに 生きていく 意味を見つけたよ
どんな 悲しみも乗り越えて 
 この街で であった あの日から
大切なものは きっと ここにあるよ





思い悩んだ ときはいつも
向こう岸に さけぶんだ
いくつもの 音が 僕に 勇気くれてた
それが僕への 音の手紙




「面白い話して。」
それだけで幸せだよ
僕らのいる 同じ空の下 美しい 花が芽吹く




*繰り返し




いまも これからも いつまでも
こうして たくさんの 音の手紙
その声に 寄り添えたら なにも いらない





何度も何度も よみがえる 色あせない愛の言葉





*繰り返し






読み返せない 音の手紙





胸の奥に 残って消えることのない形なきもの
それが僕の生きる証




「おやすみ」




明日への片道切符




胸に今日も眠るよ。



「おやすみ。」