こんにちは
突然ですが、みなさんは軟水と硬水ってご存知でしょうか。
海外旅行をされる方や、美容に気を使っている方、お子さんをお持ちの方は意識したことがあるキーワードかもしれないですね。
軟水と硬水は「硬度」によってわけられます。
硬度とは、水の中にカルシウムとマグネシウムがどれくらい含まれているかを示すもの。
硬度が低い=ミネラル濃度が低い「軟水」、硬度が高い=濃度が高い「硬水」と呼びます。
この違いによって、水の味や使用方法、健康への影響などが異なります。
1. ミネラルの濃度
軟水:
カルシウム・マグネシウムの含有量が少なく、日本の水道水や雨水がこれにあたります。
WHOの飲料水水質ガイドラインでは硬度は120 mg/L未満で、飲みやすいのが特徴です。
硬水:
カルシウム・マグネシウムが多く含まれるため、硬度が高い水です。ヨーロッパなどの水が硬水に該当します。硬度は120 mg/Lを超え、中には硬度が1000mg/L以上のものも!
以前ブームになったコントレックスはなんと約1468mg/Lというから驚きです
2. 味や飲み心地
軟水:
口当たりが滑らかで、飲みやすいのが特徴です。
素材そのものの味を活かしてくれるため、出汁や炊飯に使うと味を引き立てやすく、日本料理に向いています。
硬水:
ミネラル感が強く、重めの飲み心地があります。美容や健康のためのミネラル補給にぴったりですが、日本人は飲み慣れないため、のどに違和感を感じることも。
アクや臭みを取り除いてくれるので、カレーやシチューなどお肉を煮込む料理と相性がよいです。
3. 健康や日常生活への影響
軟水:
胃腸への負担が少なく、赤ちゃんや胃腸が敏感な人にも向いています。石鹸の泡立ちが良く、洗濯やシャワーに使いやすいです。
硬水:
ミネラル補給に適しており、特に運動後や便秘などに良いとされていますが、人によっては消化器系への負担があることも。硬水で洗濯やシャワーをすると石鹸カスが残りやすく、黄ばみとして残ってしまったり、洗濯機の故障の原因になることもあるようです。
以上のように、軟水と硬水には大きな違いがあります。
用途や好みに応じて、軟水と硬水を使い分けてみると新しい発見があるかもしれないですね。