「純と愛」第45話(第8週)【まもってあげたい】〜/夏菜、ストーカー被害真っ最中! | どら☆ぶろ〜テレビドラマ感想ブログの決定版

どら☆ぶろ〜テレビドラマ感想ブログの決定版

連続ドラマの感想やあらすじ(放送回までのネタバレ含む)などについてを主に書いてます。
目標とコンセプトは「面白いドラマをより多くの人に見てもらいたい」です。
朝ドラ「ごちそうさん」「あまちゃん」のあらすじ・感想が日課です。
旅行記も稀に書いています。

NHK総合
月~土 8:00~8:15
(再放送 月~土 12:45~13:00)

NHK BSプレミアム
月~土 7:30~7:45
(再放送①月~土 23:00~23:15、再放送②土 9:30~11:00)

番組公式HPはコチラ


夏菜、ストーカー被害真っ最中!

夏菜(純)の職場に現れて「結婚しましょう」とかイキナリ言い出した中村昌也(灰田)。
「自分は既婚者だ」と断る夏菜に、無言電話や脅迫メールなどのストーカー行為が始まった。
$どら☆ぶろ~テレビドラマ感想ブログの決定版
得体のしれない恐怖に怯える夏菜

◎あらすじ(ネタバレあり)
ストーカー男・灰田(中村昌也)が純(夏菜)にプロポーズしにやってきた。
純は「結婚してるから」と断り、何とかその場は帰った灰田だが、その晩から無言電話などの嫌がらせが始まった。
灰田は職場に再三現れて、純に結婚を迫る。
帰宅後、家でも待ち構える灰田に、愛(風間俊介)を見せて納得させようとするが、灰田は「こんな男のどこが?」と言い出す。
何とか追い返した純と愛だが、灰田の嫌がらせは止まらない。
そして、職場には純への「殺す」とメールが入ったり、ネットへの嫌がらせの書き込みが始める。



◎みどころ

夏菜、ストーカー被害真っ最中!



◯おもしろポイント
夏菜、ストーカー被害真っ最中!
イキナリ「僕と結婚しましょう」と言って現れ、夏菜(純)に迫りまくった中村昌也(灰田)。
無言電話や自宅へ押しかけ(しかも手には「送別会ですか?」みたいな花束を持って)、「既婚者だ」と追い返されると、逆ギレして嫌がらせメールやネットへの書き込みをし始めた。
$どら☆ぶろ~テレビドラマ感想ブログの決定版
「いい会社」の名誉が傷つきそうなボキャブラリーの貧困なメッセージです。
「大丈夫だよ」と強がっているけど、内心はビビってる夏菜(そりゃそうだ、怖い)。
風間俊介(愛)も心配する。

面白いのは「大丈夫だよ」と言いながら内心ビビりまくってる夏菜を風間俊介が知っているところ。
その上で、「人の心が読める」という能力で見た中村昌也の本性を言わない。(夏菜が「言わなくてイイ」って言ったからだけど)
夏菜の本心を読んだ上で、風間俊介は1人で考える。どうすべきか。「どうすれば夏菜を守れるのか」を考える。
先週末に武田鉄矢に「どうやってうちの娘を守るんや?」と言われた言葉がアタマに刺さったりして。
たった1人で考える風間俊介の取る行動が今週のキモ。(その行動の波紋は次週以降かな)
どんな答えを出してくれるのかな。

あと、無言電話の通話記録や、メールのプリントアウト、職場や自宅への押しかけ記録やその時の会話内容をICレコーダーで録音して警察にとっとと付き出したほうがいいよ(いや、「純」がやると「ドラマ」にならないけど)
ちなみにICレコーダーは8,000円位で家電量販店で買えます。


◯ツッコミポイント
「こんな情けない男」
夏菜がストーカーと化した中村昌也に風間俊介を「夫」として紹介した。
紹介された時に、風間俊介はエプロン姿に夏菜の靴磨きをやっていた。
そして小さめの声で腰も低く挨拶する
その頼りなさ気な姿に、中村昌也が言ったのが「こんな男情けない男」との一言。
家に乗り込む前に「自分はいい会社に務めていて、実家もそこそこ金持ちで」とか言っていた。
社歴等を自慢するのは結婚(恋愛)市場では「ワケあり物件」だから!笑
$どら☆ぶろ~テレビドラマ感想ブログの決定版
こんな素敵な主夫は私も欲しいです



◎雑感
今週の月曜日に「愛情が憎しみに変わるってこともあるので」と風間俊介は言っていた。
夏菜が「私たちはそんなことないよね?」と言ってその場は収まった。

しかし、「可愛さ余って憎さ百倍」キャラクターが出てきた。
中村昌也が1週間で消えるのか、次週持ち越しかは知らないけど、ぼそっと言った月曜の伏線が一気に萌芽した水曜日。
「ああ、こういう伏線の張り方するのね」という感想。
ハッピーオーラ全開の月曜日に言わせたセリフをその週のトラブルで持ってくる。
細部まで作りこまれてて、技術としては高く、15分で無駄な部分がほとんど無い。
今日、夏菜が風間俊介に「中村昌也の本性」を敢えて聞かなかった事も明日以降の展開で回収するのだろう。

とにかくシナリオ技術の高さを魅せてくれるこのドラマ。

でも、朝からそんな細かいところまで見てる視聴者はあまりいないので、その技術が視聴者に伝わるのかは謎。
逆に言えば、「技術に頼らなくても、いいものを作れる時は作れる」って話。
何だかんだでテレビは「ONE OF 娯楽」の時代なのだから。